パンを主役にしたサンス・プレート
サンスプレート。本日のパンの盛り合わせ
わたしが最初に訪れた時に注文したのは本日のパン盛り合わせ(950円)。スライスされた3種類のパン(その日はイングリッシュマフィン、リュスティック、カンパーニュ)にスープとデリがつきます。リュスティックとカンパーニュには切りたての冷たいバターがのせられていたのですが、そのバターに目が釘付けに。なぜならばそれは見たこともないほど薄く薄くスライスされていたからです。
「これは糸で切るのですか?」と聞くと「スケッパーです」とのこと。イングリッシュマフィンのようなトーストにはバターは溶けて生地にしみ込んだところがおいしいものですが、トーストせずにいただくハード系のパンの場合はつめたいバターが口のなかで溶ける時がおいしいのです。この表面積の多い薄さ、パンとバターそれぞれの甘味(うまみ)を引き出すような絶妙のバランスでした。
自分でもやってみよう、と思う、その感じ。「自由ということでしょうか。パンを買って帰る方がどのように食べているかわからないですが、ここで体験したことで、こういうこともできるんだ、と合わせ方、楽しみ方を広げてもらいたいと思っています」菅井さんは言います。
きんぴらサンドイッチのサンスプレート
ひとつひとつ丁寧に淹れるハンドドリップコーヒー
スコーン
窓際にはカウンター席