ワークショップには誰だって参加できる! 楽器持参なら楽しみ倍増
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おのおのが自分の得意とする楽器を持ち寄って自由な雰囲気のなかで受講できる、ペリマンニ音楽のミニワークショップ。言葉の壁を超えて楽しめる
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より大規模なスペースで開催される大型ワークショップも
曲を教わる間も特に言葉を必要としないので、参加者と何度も音を出しあっているうちに、音楽が言葉を超えた世界共通語であることを体感できるはず。何が楽器ができる人は、思い切って現地に持っていけば一層楽しめるのではないでしょうか。
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焚き火を囲みながら、音楽家たちと一緒に歌って楽しむブース
ここでも言葉ができないからといって門前払いされることはなく、見よう見まねでついていこうとするだけでも自然と音楽の輪に入れてもらえ、気がつけば周囲の人と心が通い合っているということも。この他にも気軽に参加できるものとして、例えばフォークダンスのミニレッスンなどもいかがでしょうか。
演奏者と聴衆のあいだに明確なラインがなく、誰もが能力差やバックグラウンドを気にせずに楽しく音楽の輪に入っていける……これこそが、民族音楽本来の姿であり醍醐味。ぜひワークショップには積極的に参加して、音楽祭を何倍も楽しんでみてください!
現地滞在には、ゲストハウスの利用も貴重な体験に
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気候が気持ちいい季節なので、遠方からキャンピングカーで参加する観衆も多い
音楽祭はまさに街ぐるみで支えられているので、どのような場所に受け入れてもらえるかは状況次第ですが、例えば一般家庭にお世話になってみたいという場合は、申し込みメールの段階で希望を伝えておけば最大限考慮してくれます。おもしろいのは、こうした簡易宿泊サービスをミュージシャンたちも個人で気軽に利用しているということ。朝食の場でばったり大物ミュージシャンに出くわしてそのまま会話が弾む……といった貴重な経験ができるかもしれませんね。
※その年の音楽祭の出演情報や詳細、チケットや宿泊施設の予約方法などは、例年年明け以降に徐々に公式サイトで発表されていきますので、こまめにチェックしてみてください。2013年の開催期間は7月8~14日です。
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小さな村でのビッグな音楽祭をひと夏の思い出に!
■カウスティネンまでのアクセス
アクセス拠点となるのは、鉄道駅や空港のある中央ポフヤンマー県の町コッコラ(Kokkola)。ヘルシンキからコッコラまでは長距離列車で約4時間、飛行機で約1時間10分。コッコラからカウスティネン中心街までバスで約40分。
※上記データは記事公開時点のものです。