例文暗誦
この段階において必要なことは、大量の例文をインプットすることです。中国語検定3級を受検された方は、基本文法の本をきっとお持ちだと思います。
ない!という方は是非この際に用意しておかれるといいでしょう。テキストにも、基本文法が網羅されていると思いますが、程度補語や可能補語、「把」構文や「被」構文、会話で使えますか?あれ?と思った方は今一度確認しておいてください。
日課
大量の短文が載っているテキストを用意しましょう。お持ちでない場合、最後にリストを載せておきますので、良さそうなもの、相性のいいものを選んで使ってみてください。
また、必ず音源をiPodなどの携帯プレーヤーに移してください。常にデッキがないと練習できないというのではせっかくのスキマ時間を無駄にしてしまう可能性があります。お持ちでない方は、これを機に買ってしまっても良いと思います。
0.下準備として、テキストの例文を10文ずつくらいに区切り、印をつけておきます。これで、たとえば300文のテキストならば一ヶ月、500文ならば余裕をみてもほぼ二ヶ月と、目安をつけることができます。この作業により、無限にこのテキストが続くのではという不安を取り除くことができます。
1、10文の内容がおおむね理解できるまで聞く。
2、リプロダクション(5回)
3、シャドーイング(10回)
たったこれだけです。時間にして、15分くらいではないでしょうか。
また、余裕があれば前日の練習分を復習として2~3回シャドーイングしてからその日の内容に取りかかるといいですね。それでも時間はたいして変わらないと思います。毎日15分から20分、地味ですが淡々と続けていくことが後々大きな力になります。リプロダクションやシャドーイングの方法については、こちらの記事を参照してください。
記録をつけよう
練習をすることも必要なのですが、どのように練習をし、何ができて何ができなかったのか、記録をつけることもだいじです。
以下のようなフォーマットを自分で決めておくと便利です。
スマートフォンのアプリでも、メモ帳でも、何でもかまいませんので取り組んでみてください。
例
日付:130418
テキスト名:「○○○○○」
ページ数:15~17
内容:R5回、S10回(R=リプロダクション、S=シャドーイング)
練習後感じたこと:聞ける割に同じように再生できない。聞く前にテキストをもっと読みこむ必要アリ。
これを一ヶ月続けると、相当な達成感が出てくると思います。このたった数行の継続がだいじなのです。 自分で自分を励ましながら勉強を続けるには非常に有効な方法となるでしょう。
リプロダクションから記録付けまでの日課を、どれだけ苦しくてもまずは三日、続けてみてください。三日続けば、その後は自然と一週間、一ヶ月、三ヶ月と自動的に続けていかれると思います。
この方法で、最後に挙げるテキストの中から数冊こなしていけば、一年後には今までとはまったく違う世界が見えてくるはずです。頑張りましょう!