パリの象徴、エッフェル塔
・Je peux ? (ジュ プー)
・Non, merci. (ノン メるシー)
・De rien. (ドゥ りヤン)
の3つの言葉をご紹介します。
「いいですか?」 Je peux ?
日本語では「いいですか?」と聞くことはあまりないかもしれません。何を「いいですか?」と聞くんだろう。または、なぜ「いいですか?」とたずねる必要があるのだろう、と思われる方もいらしゃるかもしれません。コミュニケーションの好きなフランスでは、いろいろな場面で、その時々に確認をとることは、広い意味でのマナーのひとつと捉えていただければと思います。
本当は文章やフレーズとしては、「~してもいいですか?」の「~しても」の部分が大事ですが、「いいですか?」だけでも案外使えるものです。
一番わかりやすい例は、買物をするときです。
スーパーやデパート、チェーンの大型小売店など、セルフ・サービス型のお店では構いませんが、個人の商店や市場などでは、通常お客さんが勝手に商品に手を触れるのを好みません。
高価なものや食料品の場合は特に嫌がられることが多いようです。
そこで、触れる前、手に取ってみる前に、
Je peux? (ジュ プー / いいですか?)
と聞いてみましょう。
ブティックを営む友人達の話では、「どこの国の旅行者でも、無言で店内に入り、何も言わずに商品に触り、無言で出て行くのが一番感じが悪い」そうです。
初めは言いづらいかもしれませんが、Je peux? と聞いてみてください。
もしかしたら、「こっちのほうがステキよ」とか「ここからのほうが良く撮れるよ」などと声をかけてもらえることがあるかもしれません。
もうひとつ Je peux? と聞いていただきたいのは、写真を撮るときです。
写真を撮るにも Je peux? と聞いてみましょう。
でも、勝手に撮影するのではなく、可能な限りJe peux? と聞いてみましょう。カメラを見せながら聞くとわかりやすいと思います。
子供の写真を撮りたいときにも、親御さんや傍にいる大人に
Je peux? と聞いてください。
Je peux? と聞いていただきたい理由は、次のページで説明します。