西荻窪　ギャラリー「蒼」(2ページ目)

伝統の継承とモノづくり

蔵のオーナーでもある、窪田幸子さんは、ギャラリー「蒼」での個展や音楽会の運営とともに、先祖から受け継ぐこの土地で、養鶏や農業のお仕事もされています。

また、写真や手芸などを学べるカルチャー教室「松庵舎」も主催されています。内容はプロを目指す本格的なものから、初心者でも気軽に参加できるものまで様々です。

ギャラリーやカルチャー教室を主宰されるきっかけは、家業である農業や養鶏に携わりながら、モノづくりの大切さをより多くの人に伝える場を設けたいという思いがあったそうです。
なんでも買える現代は、自分の手でモノを作るという機会が少なく、モノづくりの意味や価値まで薄れてしまっている傾向にあります。当たり前のように口にしている食べ物や、身の回りのもの全ては、自然の恵みや人の手によって生み出されていることを意識し、感謝することを忘れずにいたいです。

写真4-5：Copyright(c)奥村森

次のページでは、ギャラリー「蒼」で5月に開催される「竹のあかり　近藤昭作展」についてご紹介しています。