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【銀座のBAR】切り絵の中の究極のインテリア

【石川 尚の気になるデザイン】シリーズ。銀座の老舗サンモトヤマが贈る“アートライブラリー”。香り立つ大人の文化サロン“銀座のBAR”をテーマに描いた、成田一徹氏の切り絵原画展が開催される。切り絵の中の究極のインテリアとは?取材協力:SUN MOTOYAMA

石川 尚

執筆者:石川 尚

ファニチャーガイド

サンモトヤマ “上質で心地良いライフスタイルの美”

 銀座の老舗インポートセレクトショップ:サンモトヤマ。
“上質で心地良いライフスタイルの美”をテーマに、ファッションだけでなく、生活空間そのものの心地良さを提案するインテリアやアートの充実にも力を入れているショップである。
ファッションとファニチャー(家具)のコラボなど、美しい暮らしに対するプレゼンテーションには定評がある。

銀座本店は、今まで入居していたビルの建て替えに伴い、この3月、すぐそばの銀座風月堂ビルへ移転し、2Fにレディス・メンズのファッションブティックに、4Fはインテリアとアートを紹介するサロンをオープンした。
4Fのサロンは、アートを通じて人と出会い、モノを発見しいろいろな事を学ぶ場=ライブラリーと考え“アートライブラリー”と名付けている。


切り絵の中の"銀座のBAR"

今回“アートライブラリー”では、香り立つ大人の文化サロン“銀座のBAR”をテーマに描いた、成田一徹氏の切り絵原画展が開催される。

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「クール」since 1948                        *銀座7丁目のコリドー街で、戦前からBAR一筋に生き、多くの酒徒を魅了し続けたバーテンダーの古川緑郎さん(故人)。
88歳の誕生日に閉店。
「行ってらっしゃいませ」。と別れ際に銀座流のあいさつを。


切り絵作家の成田一徹氏(1949~2012)は、神戸で生まれ、元神戸新聞記者。
38歳で切り絵作家として独立し、63歳で亡くなるまで切り絵一筋の人生だった。
斬新なアングルと精緻な切り絵は、各方面から評判を呼び、週刊誌、月刊誌、新聞などに作品を次々と発表、全国で個展を多数開催。中でも、BARをこよなく愛した成田氏が、自らのライフワークとしただけに、BARの世界を描いた作品は、白と黒、光と影を見事に表現しており、モダンな香り漂うその店の雰囲気が存分に味わえる。

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「TENDER」since 1997
*銀座6丁目の名店のオーナーバーテンダー上田和男さん。東京會舘、レストランロオジエを経て開業。「ハードシェーク」という独自のシェイカーの振り方を創案し、カクテルの求道者として世界に名が知られている。




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