春から新しい環境で学校生活をスタートされたご家庭も多いでしょう。お子さんが幼稚園にご入園された方はこれから約19年間、教育費がかかり続けます。全て公立なら合計約772万円、全て私立なら合計約2230万円。教育費が一番多くかかる時期に合わせて、計画的に準備をすることが大切です(幼稚園~高校は文部科学省の平成22年度調査結果より。大学は授業料、学外活動費、交通費を含む。独立行政法人 日本学生支援機構18年度の調査結果より)。

教育費のピークは大学在学中

教育費のピークは?

教育費のピークは?

子どもの教育費のピークは、何と言っても大学進学から4年間です。高校までは月々のやりくりでなんとかなっていた教育費も、大学の授業料は一括または半年ごとに納入しなければならないからです。詳しく見ていきましょう。

高校までの費用は入学時の入学金や制服代、教材費などいくらか必要ですが、授業料が必要な場合、基本的には月謝のため、まとまったお金は必要ありません。現在は、高校の授業料は無償化されていますし(「こども保険・学資保険はいつ入るのがベスト?」記事参照)、中学生までは児童手当も支給されます。

しかし、大学に進学をすると、入学が許可されたらまず入学金を納めなければなりません。学部、学科にもよりますが、25万円~50万円、医学系だと100万円くらいかかるところもあるようです。その他、私立だと施設設備費などが20万円前後(医学系なら80~100万円)必要です。そして、授業料が40万円~300万円くらい。授業料は前期後期で分納も可能です。

結果、初年度はトータルで85万円~500万円くらいは必要になります。学校によっては寄付金も暗黙の了解で納めるというところもあります。次年度からは卒業まで毎年、授業料と、学校によっては施設設備費、教育充実費等が必要です。トータルすると約200万円~500万円。医学部は2300万円くらい。留年などしようものなら大変な金額になりますね。

また、自宅を離れて一人暮らしをする場合は、前払い家賃、敷金礼金、引っ越し費用、家財道具一式、交通費など、家探しの段階からトータルすると40万円~50万円くらいは必要ではないでしょうか。更に2年ごとに更新料がかかる地域もあります。

大学生は月々の出費もばかにできない!

授業料を全納したからといって、ひと安心ではありません。まず必要なのは交通費。学校が遠いところにあると、月の交通費が2万円~3万円なんてことも。

そして通学に時間がかかると、アルバイトをするというのも難しくなります。学部によっては教材、図書費や材料費が必要。昼食代、洋服代、お小遣い……とキリがありません。どこまで親が出すかという問題もありますが、1年生の間は特に授業も忙しく、大学生になったらアルバイトができるからと期待してはいけないケースもあるようです。

「高校までは、月々いくらかのお小遣いで賄えていたのに、大学生ってとってもお金がかるのね、というのが、2人の大学生を持つ私の本音です。

こんなデータもあります。大学生昼間部の学生のうち、自宅から通学している割合は51.5%、学寮、下宿、アパート、その他が48.5%。それぞれの学生生活費(学費+生活費)は、自宅生が約162万円、一人暮らしが約223万円ということです。

大学生昼間部の学生の平均収入を219万円とした場合、家庭からの給付は68.3%。金額にすると約150万円、月額12万5000円です(独立行政法人 日本学生支援機構 平成18年度学生生活調査結果より)。やっぱり家庭の負担は大きいですよね。

実は大学進学までにも山が……

ここまで読んでいただいて、大学に通わせるのって大変なのね、と思っていらっしゃる方も多いと思いますが、実は無事進学するまでにも山があります。そう、大学受験にもお金が結構かかるのです。

細かい話をすると、いわゆる赤本、青本という学校ごとの過去問やセンター試験の過去問も1冊2000円前後します。複数受験が当たり前の今、わが家も書店で購入し、宅配便で送った記憶があります。

そして受験料。私立大は1校当たり3万5000円です。学部ごとに同じ金額が必要な大学もあれば、割引している大学もあります。それに比べて国公立大学は安価です。私立大でもセンター利用をすれば、一般入試より受験料は安くなります。

多額の出費が予想される大学在学中にかかる学費や生活は、家庭の資金計画として対策を練っておきましょう。教育ローンや奨学金を利用するのも方法の1つです。返済をどうしていくか、十分に考慮した上で、借入れを行ってください。


【参考記事】
意外とかかる大学受験費用 平均243,000円!
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奨学金と教育ローンの基礎知識
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