一日最低4~5杯の紅茶

キリテー以外にも、紅茶生産国のスリランカでは、実際にどんな紅茶をどのようにして飲んでいるのでしょう? アルウィスさんに質問してみました。

アルウィスさん:「スリランカではみんな一日中紅茶を良く飲みます。一日最低でも4~5杯は飲んでいます。しかし、都市と地方では紅茶の飲み方が違います。都市部ではブリティッシュスタイルで、紅茶にミルクと砂糖をいれて飲みますが、地方では薄い紅茶に黒砂糖(スリランカのシンハラ語でjaggery ジャガリ)を加えて飲んだりします。例えば都市にすむひとは、朝起きてすぐ、午後3時とか4時、夕方、夜に紅茶を飲むことが多い。そして、夜には緑茶を飲んだり、紅茶でもミルクを加えずに飲んだり人それぞれの飲み方を楽しみます」

紅茶に加えるミルクについては、都市では粉ミルクが使われるが、地方ではコンデンスミルクを使うことも多いそうです。

―紅茶にミルクといっても、なぜ粉ミルクを使うのでしょう? スリランカで生乳は作られないのでしょうか?
アルウィスさん :「スリランカ政府は酪農を推奨しているのですが……。たくさんの牛を飼って、それらが食べるたけの十分な草が足りないなどの諸事情あり、今のところミルクについては輸入に頼らざるをえない」

―スリランカでは、多くの人が紅茶に砂糖を加えるのはなぜですか?
アルウィスさん:「これは個人的な意見ですが、ひとつには砂糖を加えてエネルギーを付けるためだと考えられます」

―多くの砂糖を使うキリテーですが、砂糖はスリランカでの生産で足りていますか?

アルウィスさん:「砂糖の生産は十分ではないため、ブラジルから大量に輸入しています」

―スリランカはスパイスも豊富に生産されるのに、なぜ紅茶にスパイスを入れないのでしょう?
アルウィスさん:「一般的に言って、スリランカのひとたちは保守的だから、スパイスを入れる習慣がないんですよ」(笑)

キリテーを作ってみるには?

日本でキリテーを作る場合は、以下のようにやってみてください。本場の味に近いものが出来上がります。

細かい茶葉などを使って紅茶を濃いめにいれ、別のカップに温めた牛乳にコンデンスミルク、お好み量のグラニュー糖を加えてよく溶かし、紅茶のカップとミルクのカップを交互に、出来るだけ高い位置から、移して泡立たせて完成。

ぜひお試しくださいね。


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