裁縫/小物・アクセサリーの作り方

保冷剤も入る和柄ランチバックのお弁当3点セット(2ページ目)

保冷剤などを入れるのに便利な、内ポケット付きのランチバックと、同じ布を利用したカトラリー入れ、ランチョンマットの作り方を紹介します。直線縫いだけで出来るので、お裁縫初心者の方にも、おすすめです。

ボネ 美恵

執筆者:ボネ 美恵

裁縫ガイド


ランチバッグの型

ランチバッグ型

A袋本体、B持ち手、Cポケット。縫い線の外側に縫い代線を引いて、縫い代線で布を裁つ

ランチバッグの出来上がりサイズは、底のマチ:約15cm、横幅:約35cm、高さ:約25cm。大きめのお弁当箱と飲み物のボトルが入るたっぷりサイズです。お手持ちのお弁当箱や好みに合わせて、サイズは微調整してください。

縫い線はそれぞれ
A 袋本体: 35cm×66cm 1枚
B 持ち手: 6cm×46cm 2枚
C ポケット: 11cm×11cm 1枚

袋本体とポケットの入れ口(画像の赤線箇所)は、縫い代が2cm。それ以外は縫い代を1cm。布の裏側に縫い線を書き、縫い代を足して、縫い代線で布を裁ちます。上記サイズだと、若干大きめです。小さめに作る場合は、Aの袋本体を30cm×60cmぐらいでもいいかなと思います。また、ポケットのサイズや数、持ち手の長さもお好みで調節してください。

 

ランチバッグ 作り方の手順

ランチバッグ手順1

袋本体の入れ口を三つ折りし、青い線の箇所を縫う

1:袋本体(A)の、入れ口を三つ折りにしてアイロンをかけます。三つ折りした箇所を縫います。

 

ランチバッグ手順2

袋本体の脇の布端を処理する

2:袋本体(A)の、脇にジグザグミシンかロックミシンをかけて布端の処理をしておきます。ジグザグミシンやロックミシンがない場合は、脇の縫い代を1.5cmとっておき、手順4で脇を縫い合わせる時に「袋縫い」にします。袋縫いでの脇の縫い方の手順は「手縫いで簡単、縫い代もきれいなミニバッグ」を参考にしてください。

 

ランチバッグ手順3

ポケットを準備し、袋本体に縫い付ける

3:ポケットの準備をします。入れ口(画像オレンジ色の線)は、三つ折りにして縫います。底と脇は縫い代線で内側に折り、アイロンをかけておきます。ポケットを袋本体の裏側に置き、脇と底を袋本体と縫い合わせます。ポケット位置の目安ですが、袋本体の入れ口から約3cm下に、ポケットの入れ口がくるように置きました。

 

ランチバッグ手順4

中表に合せ、脇を縫う

4:袋本体を中表(布の表が内側になるようにあわせる)になるように半分に折り、脇を縫います。手順2で縫い代の処理をしなかった場合は、ここで脇を袋縫いにします。

 

ランチバッグ手順5

マチを作る

5:左右の底をそれぞれ三角にして、マチを作ります。底の線と、脇の線を重ねるような感じで合わせると、画像のような三角になります。画像の赤い線を縫います。赤い線は、脇を中心に同じ間隔あります。今回は15cm(7.5cm+7.5cm)あり、この幅がマチ幅になります。マチを縫ったら、袋本体を表に返します。

 

ランチバッグ手順6

持ち手を作る

6:持ち手を準備します。持ち手を画像のように、中表に半分に折り、長い辺を縫って筒状にします。開いている箇所から、表側にひっくり返します。開いている箇所をそれぞれ1cmほど内側に折り込み、アイロンをかけておきます。

 

ランチバッグ手順7

袋本体に持ち手をつける

7:袋本体に持ち手を付けます。画像のように、持ち手の間は約12cm、袋の入れ口から約4cm下側に持ち手の端がくるように、袋本体の表側に置き、仮縫いします。付ける場所はお好みで調節してください。バランス良く持ち手が付いているのが確認できれば、縫い付けます。

 

ランチバッグ手順8

出来上がり。袋の大きさやポケットの数は、アレンジしてくださいね

8:出来上がり。実際に荷物を入れた所。ちょっと縦に長かったかなと思うのですが……。お弁当箱しか入れない場合は、縦の長さを、もう少し短くしてもいいですね。ポケットも、わりと小さめなので、大きさや数は、アレンジしてください。

 


カトラリーケースの型

カトラリーケース型

布の裏側に縫い線を書き、縫い代を周囲に各1cmずつとる

縫い線はそれぞれ
A 袋本体:8cm×21cm 2枚
B 口布:8cm×2.5cm 2枚
周囲に縫い代を1cmとり、縫い代線で布を裁ちます。

 


カトラリーケースの作り方

カトラリーケース完成

口布を付けるタイプの巾着の作り方

作り方は、「浴衣に似合う、巾着式かごバッグ」の手順4~8と手順12の要領と同じです。巾着式かごバッグでは、底にカゴをつけていますが、今回は、かごをつけずに、巾着部分だけを利用します。ですので、上記記事の手順5で脇を縫う時に、底も縫い合わせます。また、あき止まりは上から4cmの位置にしました。さらに手順8で巾着の入れ口に口布を付ける時は、画像の黒い線のみで大丈夫です。

 

ランチョンマットの型

ランチョンマット型

表と裏、2枚が同じサイズになるように準備する

縫い線はそれぞれ
A 裏 :22cm×22cm 1枚
B 表1:16cm×22cm 1枚
C 表2: 6cm×22cm 1枚

周囲に縫い代を1cmとり、縫い代線で布を裁ちます。今回は、表面になる布を、2枚を合わせましたが、1枚だけでもかまいませんので、同じサイズの布を2枚準備します。BとC2の布を22cmの辺で中表に縫い合わせ、縫い合わせた箇所をアイロンをかけて割っておきます。

 


ランチョンマットの作り方

ランチョンマット作り方

中表に縫って、ひっくり返し、表面からもう一度縫う

表と裏の布を中表に合わせ、周囲を7cmほど空き口を作って縫います。空き口から布をひっくり返し、空き口の縫い代を内側に折り、アイロンをかけて整えます。表側から周囲をもう一度、空き口も一緒に縫います。
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