天気予報はアテにならない!
旅行前にネットの海外天気予報を見て「コタキナバルがずっと雷雨のマークになってる!」と心配される方が多いですが、そこはご安心を! こちらの天気予報は毎日「晴れのち曇りのち雨時々雷雨」という適当さで、雨といっても局地的かつ短時間に集中して降るので、雷雨マークの日でも実際は晴れている時間の方が圧倒的に長いのです。コタキナバルの街中はどしゃ降りなのに、タクシーでホテルに戻ったらホテルの周りはまったく降ってなくて道路もお庭も乾いていた、なんていう話もよくあること。ころころ天気が変わるのでお天気雨や虹が見られることも多いです。
現地の人たちは天気予報なんてまったく気にしません。空を見上げて雲の様子を見れば、これから雨が降るかどうかやどれくらいで止みそうかが分かります。大抵すぐに止むので、雨が降ったらみんな軒先やコーヒーショップで雨宿り。街歩き中に雨が降り出したら地元の食堂やコーヒーショップなどで休憩を兼ねて雨宿りしてみるのもローカル気分を味わえるチャンス。
なおスコールの中では傘はほとんど役に立たないので、野外アクティビティのツアーに参加される際にはポンチョやレインコートなどの雨具を簡易的なものでいいので携帯しておくと安心です。
空を見れば天気の変化は一目瞭然。こんな雲がやって来たら雨のサイン
旅行のシーズン選びのポイントは?
雨季乾季よりも考慮するべきは中国正月などの大型連休やスクールホリデーの時期。コタキナバルはアジア圏からの観光客が多いので、シンガポール、香港、台湾、中国、韓国、ベトナムなどが一気に連休になる中国正月はどこのホテルもこれらの国のお客さんで一杯になりますし、観光地も混み合います。国内線の航空券やホテルの料金も高めになります。他にもイスラム教徒にとって大切な祝日であるハリラヤ(断食明け)の連休時期も日本のお正月のように帰省や旅行に出かける国内客で飛行機が取りにくくなりますし、一部のお店がクローズしたり、コタキナバルの人たちも田舎に帰省してしまったりして、街がやや閑散とした雰囲気になります。
こちらの学校が一斉に休みになるスクールホリデーの時期も国内の旅行、帰省客が集中するので、ホテル、フライト、行楽地は混み合います。祝日の多くは旧暦や太陰暦の関係で毎年日付が変わり、スクールホリデーも祝日と連動して毎年前後します。例年でいうとスクールホリデーの時期はだいたい11月上旬~1月1日、3月中旬、5月下旬~6月上旬、8月中旬頃になります。
これらの時期も観光施設やツアーは通常通り営業していますので、祝祭日や連休に当たっても観光は楽しめますが、より安くスムーズに旅行を楽しみたいなら、ホリデーシーズンは避けた方が無難です。マレーシアは州ごとに祝日が異なりますので、コタキナバルの祝日をチェックをされる場合はサバ州の祝日カレンダーをネットで調べてみて下さいね。
あとはなるべく雨の少ない可能性を狙って乾季の4月~9月にするもよし、日本が寒くなる10月~3月に真夏のコタキナバルを満喫しにくるもよし。一年中楽しめるのがコタキナバルの魅力でもあります。
※上記データは記事公開時点のものです。