煎り酒を使ったレシピ……サラダや白身魚の作り方
調味料として使われていた煎り酒は、梅干を酒で煮出した汁を漉して作ります。醤油の代用として、江戸時代の食卓には欠かせなかった調味料です。いまでは日本酒と梅干、そして鰹節や出し昆布なども加えて作る贅沢な調味料は、醤油と比べて、まろやかな風味と味わいが楽しめて、いろんな料理の隠し味にも使えます。
高級料亭で、白身魚の刺身のつけだれとして使われることがあります。ぜひお試しください。
煎り酒を使ったレシピはこちらをご覧ください。
■ドレッシングや魚のソテー…煎り酒の使い方・レシピ
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煎り酒の作り方・手順
煎り酒
1:純米酒と梅干

赤梅干(赤紫蘇で漬けたもの)や白梅干でも作れます。最近の甘い梅干ではなく塩辛い梅干を使います。
2:日本酒と潰した梅干を入れ、中火にかける

鍋に日本酒と潰した梅干を入れて中火にかけます。沸騰してきたら鰹節を加えます。
3:弱火で40分ほど煮詰める

鰹節を加えたら弱火にして、蓋をしないで2/3~半分まで煮詰めていきます(40分ほど)。火を止めて粗熱が取れるまで、そのまま冷まします。
4:冷蔵庫で保存

さらし布やザルなどで濾し、保存ビンに入れます。冷蔵庫入れて2週間ほどで使い切ります。
5:白身の刺身にどうぞ

白身の刺身には、醤油をほんの少し加えたり、木の芽をくわえて香りを楽しむのもおすすめです。