こどもの日に新聞紙で作るかぶとをアレンジした、洋風かぶと
包装紙で作るアレンジ洋風兜
ヨーロッパには日本のような高度な折り紙文化はありませんが、フランス語でchapeau (帽子)と呼ばれている簡単な折り紙があります。これも日本の兜のように頭にかぶる事ができます。昔ながらの新聞紙で作る兜も格好良いのですが、今回はこのヨーロッパ風の帽子を兜に見立て、オリジナルの洋風兜を作ってみましょう。
その昔、戦国時代の武将たちは戦場で自己アピールをするために個性豊かな目立つ装飾の兜をかぶったと言われております。兜の前立(まえだて)に戦国武将のような鍬形(くわがた)を付けたり、独創的でアートな飾りを付ければ個性豊かな新しい兜になりますよ。また可愛い柄の包装紙で洋風兜を作り、リボンや紙のポンポンを付ければ女の子にも似合う可愛い兜になります。ぜひ子どもの日のキッズパーティーには、男の子も女の子も自分の個性をアピールできるアレンジ洋風兜を作ってみましょう。
洋風かぶとの作り方
材料:包装紙(長方形)、のり、はさみ、
包装紙を用意します。
1.包装紙を切ります。
サイズの目安:幼児 38cm×53cm
小学生~大人 54cm×41cm(新聞紙一面分)
白い面を内側にして半分におります。
2.白い面を内側にして包装紙を半分に折ります。輪が上にくるように置いてください。
両角を内側に折ります。
3.縦半分の中心を軸にして、上部の角を内側に向かって三角に折ります。
折り目をしっかりとつけます。
4.折り目をしっかりと押さえてください。
輪の部分を半分だけ上へ折り上げます。
5.紙の裾(輪になっている部分)を横に2等分し、先ず半分だけ折り上げます
再度同じ幅だけ上へ折り上げます。
6.もう一度同じ幅だけ上へ折り上げます。すると三角形の部分と重なります。
裏返して同じように折り上げます。
7.紙を裏返し、同じように二回に分けて裾を折り上げます。
好みで端を切り取ってください。
8.好みで裾の両端を三角に切り取ってください。
裾はのりで留めます。
9.裾が開かないように、両面とも紙をのりで貼り合わせてください。
ヨーロッパの折り紙・帽子の完成です。
10.ヨーロッパの折り紙・帽子が完成しました。この帽子に好みの飾りを付けてアレンジ洋風兜を作ります。
洋風かぶとのいろいろなアレンジアイデア
三日月型の鍬形
白地に金色の燭台がプリントされた包装紙+三日月形に切った銀色の紙+クラフトパンチの星
和紙風の紙を使った兜
黄緑色の和紙の様な包装紙+縞模様の紙を切り抜いて作ったの鍬形(くわがた)
*縞模様の紙は
キャノンクリエイティブパークからダウンロードしました。
紙の花が付いたお洒落兜
女の子っぽいコラージュ柄の包装紙+水玉模様の前立+コサージュの様な飾り
*水玉模様の紙とコサージュのような花模様は
キャノンクリエイティブパークからダウンロードしました。
ペーパーポンポンの付いた兜
ピンクの水玉模様の包装紙+花飾り用の紙を半分に切って作ったポンポン+デコレーションテープペンで書いたリボンの模様
折り紙のかぶとは国際交流に役立ちます!
兜をかぶって端午の節句パーティー
海外在住の日本人は多かれ少なかれ、外国人に日本の文化を紹介する機会があります。私は以前ベルギーのインターナショナルスクールで、端午の節句を紹介した事がありますが、実は英語が苦手だったのでその日はとても苦労しました。
新聞紙の兜をかぶった外国の子ども達
しかし日本の新聞紙で伝統的な兜を折り、外国の子ども達にかぶらせて、「これはwar helmet(ワーヘルメット)! サムライハットです。」と説明したところ、先生方からは「Wow,Samurai !!(サムライ!)」と歓声が上がり、子ども達は初めて日本の文化に興味を持ってくれたのです。折り紙の兜は外国人に日本の行事を説明するのに最適です。ぜひ子ども達には兜の折り方をしっかり教えてあげてくださいね。
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