偏った英語学習の目的

ところが、世の英語学習の目的の大半は、大学受験かTOEIC試験に集約されていると行っても過言ではないでしょう。

こうした目的は決して悪くはないのですが、なりたい自分をビジョン化して邁進するという方法に比べると、持続性に欠けたり、実際的な英語よりも点数至上主義に陥ってしまったりする可能性が高いように思われます。

さらに、長期的な目標が描き難いために「燃え尽き症候群」に陥る恐れが否定出来ません。「TOEIC800点は取ったけれど…」という状態になってしまうかもしれないのです。

その結果として、そもそも英語を学んでなにをしたいのか? という本質論を見失ってしまうことになることが往々にしてあるように思えてなりません。

別の言い方をすれば、英語を1つの有機体として捉える視座を欠いてしまうと、目的と手段をはき違えるという状態に陥ってしまいがちになるのです。

目的と手段
を混同したままで邁進すると、そのしわ寄せは後々必ずやってきます。英語学習者は英語の「使い手」であるはずなのに、英語学習者が逆に英語に「振り回されてしまう」状態になっていくのです。


 

目の前の課題をコツコツと積み上げよう!

ですから、「目的や目標が決まるまでスタートが切れない」と思い悩む必要はありません。

偏った目的や目標を焦って設定する方がむしろ遠回りになるかもしれないのですから。もちろん、いざ自分なりの目的が見つかってから英語を学びだすのでは効率が良くないですよね?

ですから、「備えあれば憂いなし」の精神で、いまから出来ることをコツコツと積み上げて、いざという時にジャンプ出来るようにしておきましょう!

英語の基礎力さえ身に付けておけば、後で応用が利きます。
考えてみれば、英語学習は、家を建てる過程に例えられるかもしれません。家を建てようとする時に、家そのもののデザインが決まるまで動かないという方法もあると思います。

その一方で、まず出来ることからはじめよう!と決めて、銀行の住宅ローンを比較検討したり、土地を探し始めたりする方法もありますよね?
ローンが整い、土地が確保出来れば、家のデザインが決まった時にすぐ動けますし、一度にいろいろなことを抱え込まなくて済みます。

英語学習でいうところの「基礎力」は、家を建てる際の「ローンと土地の調査」にあたるかもしれませんね。
いずれにせよ、まずは出来るところからどんどん始めてしまいましょう!

それでもまだ迷ってしまう方へ

ここまでお読み頂きましたが、「それじゃあ今度はそうしよう」と重い腰が上げられないという方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、「今度今度」と言っていても、今度には今度の都合が出てきてしまうもの。

いま出来ないことは、きっと今度も出来ません。

全部は出来ないかもしれませんが、なにか1つでもいいですから始めてみませんか? 思い立ったが吉日と申します。
いまこの瞬間から、出来ることをはじめましょう!


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