その決め手となるのが、『態度』です。
態度は、その人の育ち、物の考え方を反映するので、あなどれません!
その態度を作り出すものは、その人の内面的な要素と、動作といえます。
それでは早速、具体的な例などを用いて、好感度の高い『態度』についてご説明します。
≪内面≫
思いやりを持ち、相手の立場に立ってみる!
いつでも、どこでも・・・相手の方の立場を考えてみることが大切です。
「今、あの人が機嫌が悪いのは、きっと少し前に何か嫌なことがあったのかもしれない・・・」などと考えれば、相手に腹を立てずにすみます。決していっしょになって、イライラしてないことです。
ビジネスシーンに私的感情は持ち込まない!
「今日の自分は、体調が悪く、気分がすぐれない・・・」といって、必要以上に暗くなったり、他人にあたったり、仕事を怠けたりしてはいけません。私的感情を上手にコントロールするのが大人の女性のマナー!
特に女性は、私的感情を表面に出してしまう人が多いようです。
女性の皆様、気を付けましょう。
自分の感情をコントロールすることは、ビジネスシーンでもプライベートでも重要です。大人になれば、自分の感情を上手にコントロールし、体調管理もしっかりとして、いつでも、どこでも、心身ともに健康で穏やかな気持ちで人と接しましょう。
明るい態度が基本!
私のCA時代のエピソードですが・・・2泊4日のNYのフライトの前日に、交際していた彼と別れることになりました。
当時は本当に辛かったのですが、CAは接客業ですし、チームで仕事をしますので、お客様の前でも、先輩や同僚の前でも、常に笑顔で接しなければなりません。
成田のオペレーションセンターでのブリーフィングから、NYのホテルのお部屋の中に入るまで、15時間以上、明るい笑顔を絶やすことはできません。
CAの一番のお仕事は、毎回のフライトで、心身ともに健康で明るくいることですから、このような状況はよくあることで、仕方ないことです。それも全て仕事です!
NYまで13時間のフライトタイムですが、その間辛いながらも一生懸命明るい笑顔を振りまいていたら、お客様もいつも通り、嬉しそうに笑顔で応えて下さいます。
また一緒にフライトしているチームメイトからも、こちらから先に笑顔で仕事をしていれば、必ず笑顔で返してくれます。
そうこうしている内に、成田を出発して一食目のミールサービスが終わる頃には、自分の気持ちもすっかり明るくなり、別れた彼のことなんて、数時間で忘れてしまった♪というエピソードがあります。
この例は先ず「笑顔を作る」「作り笑顔?」という形から入りました。
しかし気づいた時には、心からの明るく、そして優しい気持ちに変化していて、
「心からの笑顔」「本物の笑顔」に自然に変わったのです。
自分の明るい笑顔は、おしみなく周りの人に分けてあげましょう!
そうすればきっと、自分が一番幸せになれるのです。
以上は内面的な態度についてご説明しましたが、次は外面的なこと、つまり動作について考えてみましょう!