街中に運河が張り巡らされ、豊かな水を湛えた『北のヴェネツィア』
13世紀にはハンザ同盟の一大貿易拠点として大いに繁栄していた「ブルージュ」。しかし15世紀に入ると、北海とブルージュを結ぶズウィン湾に土砂が堆積し、大型船舶の航行が不可能となったことから徐々に衰退。以降、19世紀にベルギーを代表する観光地として再び脚光を浴びるまで、ブルージュは深い眠りにつき、数百年もの間その時を止めてしまったのです。
街中に運河が張り巡らされ、豊かな水を湛えた街並みは『北のヴェネツィア』と呼ばれ、中世そのままの景観から『屋根のない美術館』と称されるブルージュ。
毎年数百万人もの観光客がこの美しい水の都を訪れ、感嘆の溜息を洩らしています。童話の挿絵に出てきそうな中世都市はどこを切り取っても絵になり、誰もが名カメラマンに早変わり。
街全体が世界遺産に登録されているので、主な見どころは…などと気にせず、足の向くまま気の向くまま歩いてみましょう。半日もあれば一通り見て回ることができてしまう小さな街なので、多少迷ったところで心配ありません。
首都ブリュッセルからは鉄道で約1時間の距離なので、十分に日帰り観光が可能ですが、他に類を見ない麗しの都をとことんまで満喫するためにも1泊することをお勧めします。
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■水の都ブルージュ ミニバス観光ツアー
価格:16ユーロ
言語:日本語/英語
所要時間:1時間
開催曜日:毎日
催行会社:サイトシーイングライン
ホームページ:水の都ブルージュ ミニバス観光ツアー
※このデータは記事公開時点のものです。
※撮影者より許諾をいただいた写真を投稿しています。
撮影者:Mireia Caball?(1枚目)、Wolfgang Staudt(2枚目)、beatniksalad(3枚目)