フレンチ/東京のレストラン

フランス料理店 シャルキュ(虎ノ門)

2013年1月に開店したシャルキュ。シャルキュトリー(豚肉加工品)から取った店名にタケシェフの想いが込められている。内臓を加工したソーセージ、煮込料理など仕込みに手間隙かけた渾身の料理が楽しめる。開店まもないのでシェフ一人のレストラン。フランス郷土料理のホンモノがここにある。ブレイク前にぜひ訪れたい。

嶋 啓祐

執筆者:嶋 啓祐

フレンチガイド

虎ノ門の骨太フレンチ

2013年1月に静かにひっそりと開店したフランス料理店がある。それも虎ノ門の路地裏の、こんな目立たないところがあったのか! というほどの場所だ。
シャルキュ

ベタな看板だがなぜか親しみが持てる

しかしそこには志高い若い料理人のエネルギーが充満している。

かつてその場所にはサラマンジェというレストランがあった。日本で唯一無比のリヨンの郷土料理のみを出す店として人気を博し、2013年1月に堂々と銀座に移転。その跡地にかつてサラマンジェでシェフの下で仕事をしていたタケ氏がシェフとして開店にこぎつけたというわけだ。

サラマンジェを離れた後はリヨンの名店「ビストロ・ド・リヨン」で本場のエスプリを身につけ、その後シャルキュトリー(豚肉加工品)のお惣菜店で実務を磨き、満を持しての独立となった。
シャルキュ

どれも食欲をそそられるメニューだ

特に有名店で仕事を重ねたというわけではないが、彼の料理は丁寧で、個性ある料理の味わいをストレートに伝える食べ応えのあるもの。サービスマンとしての才覚もあり、サラマンジェ時代に仕込みをしながら、ホールでサービスにあたってきた経験が生きているのだろう。

仕込にはマダムのヘルプを借りるものの基本的には一人でこなす。どれほどの時間と労力がかかるかはサラマンジェのシェフのブログに譲るとして、見えないところでの地味な仕事ぶりがきちんと料理に吹き込まれている。
シャルキュトリー

これだけでも結構なボリュームだ

「アンドゥイエット」は見たとおり豪快だ。ガッツリと刻んでワインをがーっと飲んでこれこそリヨンのブションだ(リヨンではビストロのことをブションと言う)。これを単にソーセージと言っては失礼だろう。れっきとした内臓料理なのだが、上手にスパイスを効かせており、食べ応えと心地良い食後感が楽しめる。

「豚のリヨン」は何度でも食べたくなる料理。とろりとした食感はそうそう味わえるものではない。長い時間塩に漬け込んだ肉をラードでじっくり煮込んで作り上げる料理はシャルキュのスペシャリテになるのだろうか。
シャルキュ

何度でも食べたくなる伝統的フランス料理だ

ソーセージや豚バラ肉主体のシュークルートをシーフードで仕上げた「シュークルート・ラ・メール」は新しい試みと評価したい。
シャルキュ

サーモンや野菜が盛りだくさんのネオシュークルート

大手資本のチェーンでもなく、スポンサーがいるわけでもない。しかし、無名でも軸のぶれないフランス料理を出す店に顧客がつくことは彼の師匠が実証して見せてきたこと。

読者の皆様にはぜひ足を運んでシャルキュの熱いメニューをご覧いただきたい。

CHARCUT(シャルキュ)
03-6205-4177
*できれば予約が望ましい
東京都港区虎ノ門1-11-5 森谷ビルB1
地下鉄銀座線虎ノ門駅 1番出口 徒歩3分
地下鉄千代田線霞ケ関駅 A12番出口 徒歩5分
都営三田線内幸町駅 A3番出口 徒歩6分
JR新橋駅 日比谷口 徒歩7分
地図
営業時間:17:00~23:50
日休

※上記データは記事公開時点のものです。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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