チーズ/季節・シーン別おすすめチーズ

春~夏が旬! シェーヴルチーズ(3ページ目)

小さくて個性的な形、真っ白できめ細かい内層、独特の匂い、酸味からコクへと変化する味わい、灰やハーブをまぶしたりと様々なアレンジが特徴の山羊乳チーズ、シェーヴル。実は紀元前数千年も前から地中海地方の人々によって作られてきた、牛乳製よりも歴史の古いチーズです。今でもスペインやギリシャ、イタリアなど、様々な国で作り続けられていますが、今回は日本でも手に入りやすいフランスシェーヴルについてご紹介します。

小笠原 由貴

執筆者:小笠原 由貴

チーズガイド


シェーヴルの食べ方

熟成による味わいの変化に合わせて色々な食べ方が出来るシェーヴル。若く爽やかな風味のシェーヴルは、そのままでももちろん美味しいのですが、前菜やサラダに使うのもおすすめです。

例えば
  • スライスまたはもろもろと崩したものをサラダにのせて
  • オーブンで焼いてサラダのトッピングに
  • パンにのせてトーストに。オリーブオイルやハーブ、胡椒、蜂蜜などを一緒にのせても美味。
  • 野菜やハムと共にパンにのせてタルティーヌに
  • ドレッシングに混ぜ込んで 
  • ドライフルーツと一緒に
  • カットしたものを、いちじくと共に生ハムでくるんで
また、熟成してナッツのようなコクのあるものは、カットしてしてドライフルーツやワインと共に。固く締まったものを薄く削ってサラダやパスタのトッピングにしても美味です。

合わせるワイン

若く酸味のあるフレッシュなシェーヴルには、ロワールの白、特に爽やかなサンセールやプイィ・フュイッセがおすすめ。そしてシャンパーニュとも素敵なマリアージュです。

また、熟成したコクのあるシェーブルには、白はもちろん、ブルゴーニュの軽めの赤とも好相性です。

保存

シェーヴルを保存するには、冷蔵庫の野菜室最適。ただし、匂いが移らないよう、他の食べ物とは分けておくことをお忘れなく。

保存したものを食べる時、フレッシュなもの、若いものは冷蔵庫から出したてでもOKですが、熟成したものは、1時間ほど室温に置いてからいただいた方が、風味や味を楽しめます。

以上、ちょっと上級者イメージのシェーヴルチーズについてご紹介しましたが、シェーヴルも食べやすいものからクセの強いものまで様々……。そんなシェーヴルに、まずは興味を持っていただけると嬉しいです。

シェーヴルが美味しい春から夏の晴れた日、キリリと冷えた白ワインとシェーヴルをアウトドアで楽しむのはいかがでしょう? 美味しいチーズと共に、幸せな時間をお過ごしください。

※写真提供:株式会社フェルミエ

※上記データは記事公開時点のものです。
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