コタキナバル/コタキナバルの基本情報

ボルネオ島エリアガイド(4ページ目)

世界で3番目に大きな島、ボルネオ島。大きな島の中に様々な魅力が詰まっています。観光スポットが集中しているマレーシア領ボルネオを中心にそれぞれのエリアのみどころ、アクセス方法などをご紹介します。

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド


お金持ちの国? ブルネイ王国

マレーシアのサバ州とサラワク州の間、そしてサラワク州内の2カ所に飛び地領土として残るブルネイ王国。国全体の面積は三重県の面積とほぼ同じといわれる小さな王国ですが産油国、お金持ちの王様の国として知られています。

実際は、話す言葉や食べ物、町並みなどあまりマレーシアと大きな違いはありませんが、あえて違いをあげるなら街中でジャウィと呼ばれるアラビア文字を多く目にする点。またコタキナバルと違ってイスラム色が強いのでお酒が売られていない点もブルネイならではです。

小さな国なので一日もあれば名所はだいたい見て回れ、コタキナバルから飛行機を利用して日帰りで行くことも可能です。おすすめの見所はボートで回る水上集落。時間があれば東側のテンブロン国立公園まで足をのばせばテングザルを探すリバークルーズなども楽しめます。

物価はマレーシアの約2倍です。シンガポールドルと為替レートが等価なのでブルネイ国内ではシンガポールドル紙幣も使用出来ます。

サラワク州の州都、猫の街クチン

マレーシア語で「猫」を意味する「クチン」という名の街。ボルネオ西側のサラワク州の州都です。
サラワク川沿いに街が広がり落ち着いた美しい街です。渡し船で川を渡ったり、ぶらぶら街歩きをするのも楽しいですし、バコ国立公園などの自然スポットに出かける拠点の街でもあります。郊外のサラワク・カルチュラルビレッジでは毎年7月にワールドミュージックの祭典、レインフォレスト・ミュージック・フェスティバルが開かれ、世界中からミュージシャンと旅行者が集まります。

サラワク州の都市としては、他にもにもシブ、ミリ、ビンツルなどの街がありますが、いずれもコタキナバルからは飛行機でのアクセスになります。

鍾乳洞と大自然の神秘、グヌンムル国立公園

ムル

クリアウォーターケイブへは船頭さんが漕ぐ小さなボートで向かいます。

こちらも世界自然遺産。最寄りの街ミリから小型飛行機でしかアクセス出来ない秘境で、このムル国立公園そして隣接するロイヤルムルリゾートのためだけにムル空港が存在しています。コタキナバルからだとミリ経由で飛行機の乗り継ぎになります。

ロイヤルムルリゾートの宿泊、食事、送迎、洞窟ツアーがセットになったパッケージに申し込むのが一般的ですが、国立公園内の宿泊施設を予約して、公園のビジターセンターで直接ガイドツアーに申し込むことも可能です。

どの洞窟もそれぞれ個性があり自然の偉大さを感じさせられますが、特に夕方ディアケイブからコウモリたちが列になって洞窟から飛び立つ「ドラゴンダンス」が見所です。

<DATA>
ロイヤルムルリゾート
TEL: 085-792388
FAX: 085-792399

以上、コタキナバルからアクセス出来るボルネオの代表的な都市やスポットをご紹介しました。

実際はボルネオに旅行といってもコタキナバル滞在のみの方が多いのですが、よりディープなボルネオを楽しみたい方は地方にも足を伸ばしてみてはいかがでしょう。
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