コタキナバル/コタキナバルの基本情報

ボルネオ島エリアガイド(3ページ目)

世界で3番目に大きな島、ボルネオ島。大きな島の中に様々な魅力が詰まっています。観光スポットが集中しているマレーシア領ボルネオを中心にそれぞれのエリアのみどころ、アクセス方法などをご紹介します。

今村 志帆

執筆者:今村 志帆

コタキナバルガイド


本格的なジャングルへの中継地、ラハダトゥ 

ラハダトゥ

とてものどかなラハダトゥ空港

コタキナバルからプロペラ機に乗って55分。ラハダトゥ空港は降りてびっくり、ここはバス乗り場? と思うくらい小さな建物の空港です。

ラハダトゥの街自体はこじんまりとした港町ですが、旅行者にとっては「ダナンバレー自然保護区」「タビン野生生物保護区」へアクセスする拠点になります。

ラハダトゥ空港から西に未舗装の林道を約3時間、四駆で移動してたどりつくのがダナンバレー自然保護区。宿泊施設の「レインフォレストロッジ」はジャングルリゾートと呼ぶのにふさわしい快適なロッジです。

ダナンバレーにはボルネオゾウ、テナガザル、オランウータンなど、ボルネオならではの生き物たちが野生で生息しています。レンジャーの案内でトレッキング、ナイトサファリ、キャノピーウォーク、川下りなどのアクティビティが用意されており、「ボルネオ=大自然」のイメージを抱いて来られる方の期待を裏切らない素晴らしい場所です。

タビン野生生物保護区はラハダトゥ空港から北東に四駆で約3時間、広大なオイルパームのプランテーションが広がる中、孤島のように残された野生動物保護区。野生のボルネオゾウに遭遇する可能性が高く、ボルネオの動物の中でももっとも絶滅が危ぶまれているスマトラサイの生息地でもあります。見られる鳥の種類も多く、バードウォッチャーにも人気の場所です。旅行者は「タビンワイルドライフリゾート」に宿泊して、トレッキングやナイトサファリなどのアクティビティに参加します。地面からミネラルや塩分を含んだ泥がぼこぼこ湧き出ているマッドボルケーノへのトレッキングはイチオシのアクティビティです。

いずれの保護区へも各宿泊施設や旅行代理店を通してラハダトゥ空港送迎、宿泊、食事、アクティビティがセットになったパッケージを予約して行くのが一般的です。

<DATA>
各予約オフィス
レインフォレストロッジ(ダナンバレー自然保護区)
TEL: 088-267637
FAX: 088-251636

タビンワイルドライフリゾート(タビン野生生物保護区)
TEL: 088-267266
FAX: 088-258266

ダイビングの聖地へ、センポルナ&タワウ 

コタキナバルから飛行機で約45分のタワウ空港はセンポルナ方面に向かうダイバーにはおなじみの空港。ここから車で1時間半ほど離れたセンポルナの港からマブール島、カパライ島、マタキン島などに向かうボートが出ています。これらの島まではボートに乗ってさらに1時間ほど移動。

コタキナバルからの移動に最低でも半日かかる離島ですが、それだけかけて行く価値のある美しい海に囲まれた島々です。

ダイバーの間では有名なシパダン島は2015年より島内の宿泊施設がなくなり、周辺の島から日帰りでアクセスするようになっています。
シパダン島に近いマブール島には素敵な水上コテージやバックパッカー向けのロッジなど様々なタイプの宿泊施設があり、それぞれの宿にダイブステーションが併設されています。

いずれの島も各宿泊施設や旅行代理店を通してタワウ空港ーセンポルナ間送迎、ボート送迎、宿泊、食事、ダイビングがセットになったパッケージを予約して行くのが一般的です。

>> サバ州以外も行ってみたい!?西のブルネイ、サラワクへ
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます