管理規約の変更にチャレンジしてみる
ペット禁止の規約を変えるのはたやすいことではない。でも可愛いペットのためならがんばれそう? |
たとえば、自分以外にも隠れてペットを飼っているお宅が複数ある場合、協力しあって、管理組合の集会で、ペット飼育を可とするように管理規約の変更を求めていく、という方法も考えられます。
実際にマンションの管理規約を変更するためには、区分所有者数及び議決権の各4分の3以上の多数によって集会で決議する必要があるのです。こうしてみると、言うのはシンプルですが、実際にはハードルの高いことかもしれません。
ただ、分譲マンションを購入される方は、長期間、場合によっては一生居住し続けることを前提としている場合が多いと思います。ですから、管理規約の変更を求めることは、これからも長い期間ペットと一緒に住み続けるために、頑張ってみる価値のある行為でしょう。
「ペットが飼えるマンション」が資産価値を生む!?
ペットブームですから、「ペットを飼える」という管理規約があることが、資産価値を低めるのではなく、逆に資産価値を高める可能性がある、ということを主張すると効果的です。その一方で、ペットによる弊害がいかに少ないか、ということも主張しなくてはなりません。そんなときには、たとえば、東京都が平成6年に作成した「集合住宅における動物飼養モデル規程」などがを参考になります。これは、いわば、ペット飼育を認めた場合に飼育者に対する規制を定めたもの。
ただ、ペットの飼育解禁を主張するだけではなく、いかにして飼い主達が自己規制を行なっていくか、また、管理規約にそのような規制を盛り込んでいくか、ということも、併せて議論しながら、お話を進めていくのが望ましいでしょう。
可愛いペットは、家族の一員。でもそれだけではなく、マンションでも認められた一員にもなれれば、それに越したことはないですよね。
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