現ノルウェー王が居城としている、オスロの王宮
1848年に完成したノルウェーの王宮は、首都オスロの小高い丘の上にあります。現国王が居城としているために、宮殿内部の見学はできませんが、外観と美しい庭園は、年間を通じて見学自由。衛兵交替式も見られます。オスロ中央駅から、オスロのメインストリート、カール・ヨハンス通りをまっすぐに歩いていくと、西の突き当たりの小高い丘があります。ノルウェー王宮は、その丘の上。薄いイエローの建物は、スウェーデンの王宮などと比べると、若干こじんまりとした印象があるかもしれません。
宮殿の着工は1822年。一時期、資金不足で工事が中断され、1848年にようやく完成をみました。王宮の正面には、この城の建築を命じた当時のスウェーデン王カール・ヨハンの騎馬像が立っています。「なぜノルウェーの王宮なのに、スウェーデン王?」と思いますよね。実はこの頃のノルウェーはスウェーデンの支配下にあり、スウェーデン国王がノルウェー国王を兼任していたのです。
王宮の内部は、王室の居城となっているために見学できませんが、夏季のみガイドツアーでめぐることができます。宮殿の裏にある庭園(王宮公園)も、年間を通じて出入り自由となっています。
また、月曜から金曜までの13時半からは、衛兵交替式も見られます。国王が滞在しているときには、楽隊の演奏を聴くこともできますよ。
■オスロの王宮
住所:Henrik Ibsens gate
営業時間:ガイドツアー 6月下旬~8月上旬の月~木曜・土曜12:00、14:00、14:20、金・土曜14:00、14:20、16:00。
公式HP:http://www.kongehuset.no
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