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ベン・アフレック映画、傑作・珍作大集合!(3ページ目)

第85回アカデミー賞作品賞・脚本賞・編集賞の主要3部門を受賞したベン・アフレック監督作『アルゴ』。監督賞候補にならないという苦汁をなめながらも、プロデューサーとしてしっかりオスカーを獲得しました。いまや映画界はベン・アフレック祭り!そこで、ベン・アフレックの出演作・監督作を振り返ってみました。監督作は傑作揃いだけど、出演作は珍作もありってところが、彼らしいかも?

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

ベン・アフレック、ついに監督デビュー!

キャリアが低迷していたベン・アフレックですが、ジェニファー・ロペスと別れて『デアデビル』で共演したジェニファー・ガーナーと結婚。私生活が落ち着いてくると、キャリアも上向きになっていきます。

ベンが再び注目をあびたのは2006年の『ハリウッドランド』。ベンは苦悩するテレビスターを好演して、ヴェネチア国際映画祭の最優秀男優賞に輝きました。なかなか芝居を認めてもらえなかった彼にとっては大きな賞で、映画界でも話題になりました。

  『ハリウッドランド』(2006年度作品)

1959年、人気番組「スーパーマン」の主役ジョージ・リーブス(ベン・アフレック)の死の真相を探偵(エイドリアン・ブロディ)が捜査するうちに、彼はジョージの苦悩を知り、ハリウッドのタブーへと足を踏み入れてしまう……。サスペンスタッチの人間ドラマ。
監督:アレン・コールター
出演:エイドリアン・ブロディ、ダイアン・レイン、ベン・アフレック、ボブ・ホスキンスほか


そして、ベンは『ハリウッドランド』の翌年、初監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』を発表! この映画の評判は上々で、出演女優エイミー・ライアンはアカデミー助演女優賞候補になり、ベン・アフレックは監督として認められる存在になったのです。

  『ゴーン・ベイビー・ゴーン』(2007年度作品)

幼馴染の探偵パトリック(ケイシー・アフレック)とアンジー(ミシェル・モナハン)が4歳の少女の誘拐事件を追う。家族とは、幸福とは……と見る者に問いかける社会派ミステリー。原作はデニス・レヘイン著「愛しき者はすべて去りゆく」。日本未公開、DVD発売。
監督:ベン・アフレック
出演:ケイシー・アフレック、ミシェル・モナハン、モーガン・フリーマン、エド・ハリス、ジョン・アシュトン、エイミー・ライアン、エイミー・マディガンほか


監督として役者として軌道に乗り始める!

『ゴーン・ベイビー・ゴーン』の成功で、監督としての力量を映画業界で知らしめたベンは、俳優業をしながら、第2作目を準備。それが『ザ・タウン』です。この映画では監督&主演を務め、兼業しながらも手堅い演出で、強盗として生きる男たちの出口のない人生を描いています。この映画からは、ジェレミー・レナーがアカデミー助演賞候補になりました。

  『ザ・タウン』(2010年度作品)

強盗多発地区のボストンに生まれ育ったダグ(ベン・アフレック)は、仲間と強盗を繰り返す日々を送っていました。しかし、彼は人質の女性と恋に落ち、彼女と人生の再スタートを切ろうとしますが……。警察との攻防、仲間との絆、スリルと情が交錯して目を離せない犯罪ドラマ。
監督:ベン・アフレック
出演:ベン・アフレック、ジョン・ハム、レベッカ・ホール、ブレイク・ライヴリー、ジェレミー・レナーほか

次のページでは、ベン・アフレックがキャリアの頂点へ!
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