くすみ肌はスキンケアだけでは改善できない!冷え性を解消しよう
なんだか最近くすみがちだと思ったら……
明るさやツヤが失われたくすんだ肌、その原因はいくつかあります。なかでも血行不良に起因するくすみについては、スキンケアだけで必ず解消できるとは限らず、毎日の生活を見直す必要があるかもしれません。
血行不良ぐすみとは?青クマや肌がどんよりしている人は必見
肌の色には、血流が大きく関係しています
肌の色は、メラニンと血色の影響を大きく受けます。たとえば、メラニンの量が多ければ肌に黒っぽさがプラスされ、少なければ白っぽい印象に。日焼けしてメラニンが増えると肌色が濃くなり、紫外線を浴びずメラニンが増えなければ肌が明るい、という例から誰でも想像できるはずです。
一方、血色とはどんなものなのでしょうか。血色とは、真皮の毛細血管を流れる血液の色が透けて見えるもので、ほんのり赤みがあります。血行がよければ血色がよくなって肌が明るく、血行が悪ければ肌が青白かったり濁ったように暗く見えてしまったり。まさにそれが「血行不良によるくすみ」というわけです。
とくに顔が疲れて見えやすい人、不健康そうな印象を与えてしまう人、目の下に青っぽいクマができやすい人などは、血行不良が起きている可能性を疑ってみてください。
こんな人は血行不良ぐすみかも?
・紫外線を浴びていないのにくすんでいる
・美白コスメを使ってもくすみが取れない
・夏よりも冬のほうがくすみやすい
・部分的ではなく、顔全体がどんより暗い
・目の下の青っぽいクマに悩んでいる
血行不良ぐすみの原因は?冷え性とくすみのカンケイ
通常はスムーズに流れているはずの血液。でも、血行が悪くなってしまうのはなぜでしょうか。まず、気温の低下が考えられます。一般的に気温が低いと肌も冷たくなりやすく、血管が収縮して血流がダウン。冬はもちろん、夏でもエアコンの影響で寒さを感じていたりすれば、血行不良となって肌がくすんでしまう可能性大です。
また、気温が低くなくても体が冷えていれば、これもまた血行不良を招きます。体から体温を逃がさないように血管が収縮してしまうからです。手足が冷えやすい、お腹まわりが冷たいといった自覚症状がある人はもちろんのこと、薄着、素足、へそ出しなどで過ごす人も体が冷えているかもしれません。さらには、のぼせたり、ほてったり、ということが頻繁にある人も体内の熱のバランスがくずれ、冷えが隠れている可能性があります。
ちなみに、こういった「冷え」を抱えている人以外でも、タバコを吸う人や運動不足の人も血行不良になりがち。注意しましょう。
こんな人は要注意!
・冷房が苦手
・手足が冷えやすい
・露出の多いファッションが好き
・のぼせたり、ほてることが多い
・喫煙者、運動不足
血行不良ぐすみの解決策は?くすみは冷え性改善から解消
体を温める生活にシフトしよう
ポイントはふたつ。ひとつは、スキンケアで顔の血流を促してあげること。たとえば、いつものケアにマッサージを組み込んだり、蒸しタオルやスチームで肌を温めたり、というだけでもOK。できればマッサージ専用コスメやマッサージャーなどを味方につけ、肌に負担をかけないように行いましょう。
もうひとつは、体から冷えを取り除くこと。年間を通してゆったり半身浴をして体を芯から温める、衣類やカイロなどを利用してお腹まわりを温める、生姜などを活用して食事で全身を温めるなど、とにかく体をポカポカに整えて。全身の血のめぐりがアップすることで、肌がほんのりと血色を帯び、くすみがぱーっと晴れていくはずです。
また、運動不足の人は、ウォーキングなどで定期的に体を動かすだけでも、滞っていた血流がよくなって体が温まる場合も。全身を使ったストレッチもおすすめです。
さらに、全身の血行がアップすると、肌のすみずみまで新鮮な空気や栄養が届けられたり、老廃物が滞らずに排出されたり。その結果、肌の働きが正常化されて、メラニンや古い角質など肌をくすませているほかの原因まで解決できる場合も。「血行不良ぐすみ」以外のくすみとも決別できるかもしれません。
血行アップのポイント
・マッサージを定期的に行う
・半身浴を習慣づける
・お腹まわりを温める
・体を温める食事を心がける
・適度に運動する
このように体の冷えと切り離せない「血行不良ぐすみ」。ファンデーションなどで隠すことばかりに一生懸命にならず、全身をポカポカに温めて血流を促し、根本的に解決するのが正解です。
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