実家暮らしの方がアルバイトをしている大学生が多い
前ページの表のアルバイトをしている割合を見てみると、実家暮らしの場合は69.5%、一人暮らしの場合は41.7%となっており、仕送りや小遣いが少ない実家暮らしの方がアルバイトをしている学生が多いことがわかります。遠く離れた場所に一人暮らししている子どもの生活状況は、親にはなかなか見えにくいものです。どのくらい生活費が必要か分からないため、必要以上に仕送り・小遣いを渡している可能性も否めません。
しかし、大学生と言えばもうすぐ社会人になる立派な大人です。自分の力で生活する練習をする時期とも言えるでしょう。この時期に、必要以上に親からお金をもらって生活をすることが、果たして子どもにとって良いことでしょうか。
一人暮らしの場合の知っておきたいポイント
大学生の子どもが一人暮らしをする場合に備えて、仕送り・小遣いに関する親として知っておきたいポイントをお話します。●仕送り・小遣い分も含めた教育費準備をする
一人暮らしをする場合、実家暮らしよりも仕送りや小遣いの金額が膨らみます。親がどの程度出すかよく考えて、もし出す場合は学費とは別に準備をしておきましょう。
●生活費がどのくらいかかるのか報告させる
子どもには、お金の流れ(収支)を意識させるためにも、小遣い帳といった収支表をつけさせて、生活費がどのくらいか報告させることをおすすめします。
●そして生活費よりも少なめの仕送り・小遣いを渡す
少なめの金額を渡すことで、子ども自身が、収入を増やす、支出を減らすなど「自力で生活する工夫」をします。最近はお金管理力が足りず、多重債務を抱える若い方も少なくありません。社会に出る前にお金管理の練習をさせることは大切です。
自宅から離れた学校に通う可能性は誰にでもあるもの。もし一人暮らしをすることになったら、親として、どう金銭面でサポートするか、一度心に問いかけてみてくださいね。
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