アルザス風のブリオッシュ
スイーツ系のパンでは、タルトのようにラウンド型に焼いたブリオッシュやクグロフ。日曜日や祝日に家族や友人とともに切り分けて愉しむアルザス伝統の味わいなのだそうです。
ルイセーズ
「ルイセーズ」(1/8 199円)はパリ祭を記念して誕生したブリオッシュ。クリスピーなシナモン風味のサブレ生地とブリオッシュ生地の間にフランボワーズジャムをサンドしてあります。
ブリオッシュ・カネル
「ブリオッシュ・カネル」(1/8 199円)はシナモンシュガーとバタークリームをのせて焼き、いったん窯から出してホイップした生クリームをトッピング後、再度焼いて仕上げるそうです。菊谷さんによれば、アルザスは冬、寒い地方だからか、味はしっかり、甘いものは甘く、というものが多いように感じたとか。
ヴィエノワズリ
こちらは切り分けるスタイルではないですが、朝食におすすめなのが「アーモンドプレッツェル」。デニッシュ生地をひも状にしてねじって、アイシングとアーモンドをかけています。さくさくで甘味もほどよく食べやすいパンです。「パン・オ・ショコラ」などのヴィエノワズリ系のパンも、うっすらとグラス(砂糖衣)がけしたものが多いのが、アール・ドゥ・パン特徴ですが、これは乾燥を防ぎ、パリっとした食感を保つのにも良いようです。
アール・ドゥ・パンのカフェメニュー
窓を大きくとって、明るくオープンな雰囲気のカフェでは、パンはもちろん、アルザス地方の郷土料理、タルトフランベやシュークルートが食べられます。気候が良くなったら外にテラス席も予定しているとか。
レジの奥、厨房の窓に小さな専用の窯の火が見えますが、これで作られるタルトフランベがランチにおすすめ。スープかサラダに飲み物が付いて800円です。
タルトフランベ
タルトフランベはオーダーが入ってからその都度、作られます。リーンなパン生地を薄く延ばし、フレッシュなフロマージュブランと乾塩ベーコン、玉ねぎのスライスをトッピングしてピッツァのようにカリっと、しかしあっさりと焼きあげられています。りんごのスイートなタルトフランベもあります。
りんごのタルトフランベ
もっとボリュームのある食事を、という時は「シュークルートセット」(1200円)。酢漬けのキャベツ、ソーセージとべーコンの煮込みに、パンの盛り合わせとプティ・ガトー、飲み物が付きます。
シュークルートセット
ドルフェールさんのパンは伝統を踏まえ、料理や花を愉しむアルザスのライフスタイルから発想されるそうです。わたしは親日家であった初代の故ジョゼフ・ドルフェールさんの笑顔を思い出しながらパンをかじりました。日本の、ショッピングセンターの中ですが、アルザスの職人さんのつくるパンの持つ、素朴な温かみを感じました。
アール・ドゥ・パン
■アール・ドゥ・パン
アーバンドックららぽーと豊洲店
住所:江東区豊洲2-4-9 アーバンドックららぽーと豊洲1F
電話:03-6910-1564
営業時間:10:00~21:00(L.O 20:30)
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