自動車保険/自動車保険の見直し方

シニアの運転で事故多発!自動車保険を考える(2ページ目)

65歳以上のシニア層の免許保有数は年々増え続けています。数の多さ以上に事故率の悪化は目立ち、保険料は値上げ傾向です。祖父母や父母、そして自分自身が高齢者になった時、自動車保険をどうすれば良いのでしょうか?

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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ブレーキとアクセルを間違えて追突!
10年前と比べて約7.5倍!

警察庁「平成24年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締状況について」より。高齢運転者の事故原因は不注意によるものが圧倒的に多くなっています

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警察庁「平成24年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締状況について」より。高齢運転者の事故原因は不注意によるものが圧倒的に多くなっています


高齢者ドライバーが起こす事故のひとつにブレーキとアクセルを間違えて建物に突っ込む事故があります。たまにニュースなどで報じられる、コンビニエンスストアの駐車場から店舗に突っ込むような事故です。これは、75歳以上の場合、10年前と比較して約7.5倍にも増加しているのです。

自分ではしっかりしているつもりで、周りの人も大丈夫だと思っていても、高齢者ドライバーが抱えているリスクは大きいのです。

運転するなら保険をしっかり
免許証の返納も視野に入れて

以上から65歳を超えて「高齢者」と呼ばれる年齢になったら、免許証の返納を考えても良い時期であると言えます。つまりドライバーとして引退することがひとつの選択肢になります。

それでも生活の足として利用が必須の場合、「保険料が高いから保険をやめる」という選択だけはNGです。特に事故を起こして保険を使った後、3年間は極端に保険料が上がりますが、乗るからには任意の自動車保険はしっかり加入してください。

免許証の更新をどうするのか、更新の案内が届いたらご家族で話合われてみてはいかがでしょうか。


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