自賠責保険料はなぜ値上がり改定しているの?

自賠責保険料はなぜ値上がり改定しているの?

2013年1月17日に政府の自賠責審議会が開催され、2013年(平成25年)4月1日保険始期契約の自賠責保険の保険料の改定が決まりました。

契約者の支払う保険料は全車種平均で13.5%の値上げとなります。

覚えている人もいるでしょうが、2011年(平成23年)4月1日にも自賠責保険料は改定され、このとき全車種平均で11.7%値上げされています。昨今任意の自動車保険料の値上げが続くなか、自賠責保険の保険料も改定・値上げされることで保険契約者の負担増が続いています。

2013年(平成25年)4月1日から改定される自賠責保険の保険料やその背景などについて解説します。

自賠責保険料改定(値上げ)の背景

前回は2年前の2011年(平成23年)4月1日に改定がされています。実は、このときに既に次のような方向性が示されていました。

2008年(平成20年)4月の自賠責保険の保険料改定は、過去からの累積収支残等を2012年度(平成24年度)までの5年間でこれを還元(取り崩して赤字に補てんする)することを前提に、保険料の引き下げが実施されてきました。

そのため、この還元終了後には本来の保険料水準に自賠責保険料を引き上げる予定となっていました。2011年(平成23年)1月20日の自賠責保険審議会では、そのときの厳しい経済環境を踏まえて、一定の激変緩和措置を要するとの判断から2011年度(平成23年度)及び2013年度(平成25年度)の2回に分けて段階的に保険料水準を引き上げるというものでした。

一気に保険料をアップすると負担が大きくなるのは理解できます。しかし、任意の自動車保険の保険料も条件によるものの、全体として保険料引き上げとなる改定が続いています。そんなことが何度も続いているので、「また、自動車保険(任意保険、自賠責保険含めて)値上がり!?」というようなイメージを持ってしまいますね。

自賠責保険料の改定(値上げ)はいつから対象?

自賠責保険料の改定があるときにいつも書いていますが、2013年(平成25年)4月1日以降の「保険始期契約」が対象です。契約日ではない点に注意をしてください。

例えば普通乗用車などで、自賠責保険の満期日が2013年(平成25年)4月20日の契約があるとします。自賠責保険の満期日は車検満了日より1ヵ月程度後になっていることが多いので、車検満了日が仮に2013年(平成25年)3月20日とします。車検は満了日より1ヵ月前から可能ですから、早い人で2ヵ月前の2013年(平成25年)2月20日くらいから手続きを始めます。

このように、自賠責保険の満期日よりも実際の車検の手続きは早い人で2ヵ月近く前から始まります。しかし、改定前の保険料か改定後保険料かの基準はあくまで自賠責保険の契約始期日で判断します。

業者で間違えることはあまりないでしょうが、契約者の方が勘違いして旧保険料で予算を組んでいると予定より多くなってしまうことも考えられますので注意が必要です。

>>次のページでは、新しく改定される自賠責保険料について、その詳細を確認していきましょう。