自賠責保険も任意保険も値上げ続き。その理由は様々挙げられますが、高齢者ドライバーの増加にともなう事故の増加も要因のひとつです。同世代の高齢者なら自分自身が無事故でも保険料はアップします。65歳、70歳という節目で自動車保険をどうするのか、考えてみませんか。

こんなに増えている高齢者ドライバー

生活の足としてどうしても運転が必要な高齢者もいます。しかし、このまま高齢者ドライバーが増加していくとどうなってしまうのでしょうか

生活の足としてどうしても運転が必要な高齢者もいます。しかし、このまま高齢者ドライバーが増加していくとどうなってしまうのでしょうか

警察庁の「運転免許統計 平成23年版」から運転免許保有者数のうち、65歳以上の高齢者世代がどのぐらいいるのか調べてみます。

65歳~69歳 6.7%
70歳~74歳 4.9%
75歳~79歳 2.9%
80歳~84歳 1.3%
85歳以上   0.4%


合算しても16.2%となり、全体からみればさほど多くはありません。ところが、前年からの増減率を世代別に10歳刻みで見てると……

20歳~29歳    -5.2%
30歳~39歳    -5.4%
40歳~49歳    +5.0%
50歳~59歳    -2.9%
60歳~69歳  +3.2%
70歳~79歳  +12.6%
80歳以上    +20.3%


60歳以上は、平成22年末から平成23年末のたった1年間で約36.1%も増加しているのです! 単に増えるだけなら良いのですが、事故も増加しているのが問題です。これが保険にも悪影響を与えています。

高齢ドライバーが事故を起こせば
高齢ドライバーの保険料があがる

日本損保協会の「経済的損失額からみた交通事故削減への提言 自動車保険データにみる交通事故の実体(2010年4月~2011年3月)」から高齢者の起こした事故による被害者の数と損害額を10年前と比較してみます。

【高齢者が加害者の事故~被害者数・損失額】
●前期高齢者 65歳~74歳が加害者
2000年度 6万5365人   675億円
2010年度 11万5121人  1172億円
10年で約1.8倍

●後期高齢者 75歳以上が加害者
2000年度 1万4136人 136億円
2010年度 4万4826人 440億円
10年で約3.2倍

参考までに29歳以下は10年前と比較して、被害者数31%減少、人身損失額は42.7%減少となっています。全体で見れば事故は減少傾向にあるなか、高齢者ドライバーは事故率、損害率ともに増えてしまっているのが現実です。当然保険金も多く支払われるので、これが値上げの主な原因と言われています。

>>年齢と共に高まるリスク。65歳、70歳、75歳…節目で保険を考える