意欲的な女性たちの団結力から生まれた宝飾デザイン
Kalevala Koru

内観

ブランドの名にも入った「カレヴァラ」とは、古来フィンランドに伝わる民間説話から生まれた民族叙事詩のこと。カレヴァラ・コルのアクセサリーデザインは、この叙事詩の世界観からインスピレーションを受けているものも多い

国内屈指の宝飾デザインブランドとして不動の地位を築くカレヴァラ・コル(Kalevela Koru)の歴史が動き始めたのは、1935年のこと。

商品1

現在の商品のなかにも、古代フィンランドの文様や叙事詩の内容をモチーフにしたアイテムが

この年は、フィンランドの民族叙事詩である「カレヴァラ」の初版出版からちょうど100年にあたる記念年で、ヘルシンキではその祭典の企画準備が進められていました。その際に注目を集めたのが、女性作家エルサ・へポラウタが提唱した「フィンランド女性たちのための記念碑の建造を!」というアイディア。彼女はすぐにみずから意欲的な女性たちを招集し、実現に向けて動き始めます。

資金集めのためにエルサが思いついたのが、国立博物館に所蔵されている、考古資料としての宝飾品をモチーフにしたジュエリー販売。これがきっかけとなって、彼女の率いる「女性会」は後にカレヴァラ・コル社を設立し、本格的なジュエリーの製造販売に着手し始めることになるのです。

ちなみに、会社設立のきっかけとなった当初のジュエリーは飛ぶように売れ、まもなく彼女たちは記念像の建造に十分な資金を手にしました。ところがその直後に始まった冬戦争のために計画は頓挫し、手元に残ったままの資金は、困窮する女性たちの助成金に充てられたといいます。記念像の制作を任されていたエミル・ハロネンの完成作品は、後にカレヴァラ・コルの工場近くに設置されました。

商品2

クラシカルなものだけにこだわらず、意欲的なデザイン探求の姿勢がうかがえる作品も多い

こうした情熱的な女性たちの結集がきっかけとなって生まれたカレヴァラ・コルは、現在でも独自の加工技術や工芸技術を大切にしながら、金・銀・銅を素材としたさまざまなモチーフの作品を生み出し続けています。

古代フィンランドの文様や叙事詩カレヴァラの世界からインスピレーションを受けた作品も目立ついっぽう、近年はより洗練されたモダンなデザインの追求意欲も高く、フィンランド文化の昔と今の架け橋となれるような不朽のブランドを目指しているそうです。

 

ファクトリーショップでは、過去のシリーズを安くしかも小箱付きで

ワゴン

ワゴンには、この直営店でしか手に入らない過去のシリーズがずらり。1つ1つに、シリーズに関するミニ解説書がつけられているのも嬉しい

ヘルシンキ郊外にひっそりとたたずむ工場直営のショップで売られているのは、B級品ではなく、現在では生産されていない過去のシリーズやシーズンものの商品たち。いずれも正規店ではもう手に入らない貴重なシリーズばかりで、30パーセント引きが基本。もちろん、現行品も正規価格で販売されています。

小箱

セール品であっても、購入時には正規品と同じく上品な小箱に入れてくれるので、ギフトにもぴったり

嬉しいのが、セール品とはいえ、1つ1つの商品には、そのシリーズのコンセプトやヒストリーが書かれたミニ解説書が付けられており、さらに購入時には、ブランドロゴ入りの上品な小箱に収納してくれること。ギフト用ラッピングも対応してくれるので、これなら立派なプレゼントにもなりますね!

 
大切な友人や恋人への品格あるお土産探しや、自分用に長く愛せるメイド・イン・フィンランドのアクセサリーを見つけたければ、立ち寄る価値の大きいファクトリーショップです。


<DATA>
外観

レンガ造りの工場内の一角にアウトレットショップが入っている

Tehtaanmyymälä Kalevala Koru Oy
(テヘターンムューマラ・カレヴァラ・コル)

住所:Strömbergintie 4, 00380 Helsinki
TEL:+358 207 611 214
アクセス:ヘルシンキ中央駅西側バス停(Elielinaukio)からバス270,270Aに乗り「Takomotie」下車(約15分)、停留所前のS-market後方に伸びるStrömbergintie通りを直進、徒歩約5分。
ガラス張りの高層ビルの向かいにある工場の敷地内
営業時間:月~金曜9:00~17:00
定休日:土・日曜


※フィンランド発ブランドの、お得なアウトレット店情報はこちらにまだまだあります!

※上記データは記事公開時点のものです。



【編集部からのお知らせ】
All Aboutで家計に関するアンケートを実施中です!(抽選でAmazonギフト券1000円分を3名様にプレゼント)
アンケートはコチラのリンクから回答をお願いいたします(回答期限は2020年9月29日まで)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。