世界遺産/アジアの世界遺産

古都アレッポ/シリア(5ページ目)

5,000年以上の歴史を誇る古都アレッポの中心にそびえるアレッポ城は、十字軍やモンゴル軍の攻撃に耐え抜いた難攻不落の城。周囲に広がる市場=スークには世界中の産品が集まり、古代オリエントの隊商貿易の中心として繁栄した。ところが2012年、内戦の影響でスークの多くが焼失してしまう。今回はシリアの世界遺産「古都アレッポ」を紹介する。

長谷川 大

執筆者:長谷川 大

世界遺産ガイド

古都アレッポへの道

アレッポ城から見下したアレッポ旧市街

アレッポ城から見下したアレッポ旧市街。中央はモスクとミナレット。半球状の石屋根の下にスークが広がっている

■治安状況
アサド大統領の肖像

かつては街中にアサド大統領の肖像が飾られていた ©牧哲雄

2013年2月現在も内戦は続いており、ジャーナリストも殺害されているような状況。とても観光できるような状態ではない。以下の情報は参考程度に。

■エアー&ツアー情報
シリアの首都ダマスカスに入るのが一般的。直行便はないので、アジアやヨーロッパの諸都市を経由する。格安航空券で10万円前後、ツアーは7日間25万円前後から。

アレッポはダマスカスの北約350kmにあり、バスで4時間程度。内戦のない時期であれば、トルコやイランからアレッポに入るバスもある。

■周辺の世界遺産
シリアは首都ダマスカスの歴史地区がそのまま「古都ダマスカス」として世界遺産登録されている。特にオススメしたいのは世界遺産「パルミラの遺跡」で、世界でもっとも夕景の美しい遺跡のひとつだ。

ダマスカス、アレッポを訪ねるのであれば、「クラック・デ・シュバリエとカラット・サラディン」「古代都市ボスラ」「シリア北部の古代村落群」もそれほど遠くない。時間があればレバノンやヨルダンの世界遺産の数々や死海を訪ねるのもおもしろい。

古都アレッポのベストシーズン

季節は日本と同じ。夏の平均最高気温は36度前後、冬の平均最低気温は2度程度。1日でも寒暖の差が激しい。

雨期は冬だが、降水量は日本の冬より少ない程度。夏はほとんど雨が降らない。夏は非常に乾燥しており、日ざしも強烈なので、熱射病や脱水症に注意。

世界遺産基本データ&リンク

アレッポの子どもたち

アレッポの子どもたち ©牧哲雄

アンタキア門周辺

アンタキア門周辺にて。ロバも現役で働いている ©牧哲雄

【世界遺産基本データ】
登録名称:古都アレッポ
Ancient City of Aleppo
国名:シリア・アラブ共和国
登録年と登録基準:1986年、文化遺産(iii)(iv)

【関連サイト】

 

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