道中の街並みウォッチングも楽しい、気軽な乗り物トラム
いつでも一番乗降車の多い、カンッピ広場そばのラシパラツィ停留所
車内では、路線名と次の停車駅が交互に表示されるので安心
市内観光の際に重宝するのは、見どころの多いマンネルヘイム通りを経由してデザイン美術館のあるエリアまで貫く10番や、アラビアミュージアムの前からハカニエミ地区やセントラルを通ってマーケット広場のあるヒエタラハティ地区まで向かう6番など。
7番は環状ルートで、AとBによってまわる方向が区別されています。また、2,3番は8の字のルートの半々に担っていて、ある地点に来ると自動的に番号が交代します。そのほか、1,4,6番は時どきAないしTの文字がついたトラムもありますが、これは同じ系統でも表記なしの運行ルートと若干異なるので、行き先にたどり着くトラムをよく確認してから乗りましょう。市内には今後も臨機応変にルート変更・増設ができるよう、現在使用されていない路上にも路線が張り巡らされていて、今後も工事などに応じてわりと頻繁にルートの見直しがなされる予定です。最新の路線図はこちらでご確認ください。
停留所では、次のトラムが何分後に来るかが表示されている
乗車はどの扉からでも可能で、トラムがやってきたら、開閉ボタンを自分で押して乗り込みます(運転手さんからチケットを買う必要がある場合は最前扉から)。車体なかほどに、ステップフリーの扉やベビーカーや車椅子の専用ブースもありますが、まれに古い車体だとこうした機能がついていない場合も。車内では、路線名と次の停車駅名がフィン語・スウェーデン語で常に交代表示されているので安心です。降車前には赤い降車ボタンを押して知らせますが、押しそびれてもトラムは各停留所で必ず一旦停止するので、完全停車してから扉にある開閉ボタンを押すのでも間に合います。