保育士試験には筆記試験と実技試験がある
保育士試験の方法、科目などについて。(2013年現在)
試験は、年一回。筆記試験(8月)と実技試験(10月)があります。
筆記試験は、全部で 8科目。マークシート方式です。
科目名を以下に記しておきます。
(1)保育原理
(2)教育原理及び社会的養護
(3)児童家庭福祉
(4)社会福祉
(5)保育の心理学
(6)子どもの保健
(7)子どもの食と栄養
(8)保育実習理論
実技試験は、3分野から2分野を選択(受験申請時)。2分野とも合格することで実技試験に合格、となります。
3分野とは、以下の通りです。
(1)音楽表現に関する技術
(2)造形表現に関する技術
(3)言語表現に関する技術
これらの全科目に、3年以内に合格すると、資格試験に合格!となります。
3年以内という猶予がありますが、これは1科目ごとに、それぞれ合格から3年間は試験が免除されるという仕組みです。
ですから、なかなか合格できない科目があって毎年トライしているうちに、最初に合格した科目が3年を過ぎてしまい、再受験しなければならない、ということも起こります。
また、実技試験は、筆記試験をすべて合格した後で、受験することになっています。実技試験の合格まで全てを含めて、3年以内という決まりです。
実技試験の具体的な内容は以下のとおりです。(2012年現在)
・音楽表現に関する技術
童謡の弾き歌い(ピアノやギターで伴奏しながら歌う)。
課題曲2曲が予め出題され、2曲を演奏します。
・造形表現に関する技術
絵画制作。試験当日に出題された課題で45分間で色鉛筆で描く。
『保育所での子どもたちと保育士との活動の一場面を表現する』という出題が、近年、続いています。
・言語表現に関する技術
自分の前にいる20人程度のクラスの幼児に、集中して話を聞かせる時間という想定のもとに、3分間、おはなしをします。題材は童話・昔話等、自由です。
いかがでしょう?
誰でも受験できるとはいえ、やはり保育士は専門職。勉強は一筋縄ではいかないのですね。
『保育士』について、さらに詳しく知りたくなってきましたね!
これからさまざまなテーマで、保育士について取り上げていきたいと思います。
参考: 社団法人 保育士養成協議会 WEB