酒なしには語れないフィンランド人?
フィンランド人がビールをとりわけおいしく感じる瞬間といえば、やっぱりサウナのあとと、自然の中でワイルドなご飯を囲んでの一杯
夏のヘルシンキでは、なんと内部がバーに作り変えられたパブ・トラムが、昼間から街なかを走る
(普段はおとなしいんだから)お酒を飲んだときはどうなっても勘弁してね、という酒の席での無礼講の風潮も強く、街をふらつく酔っぱらいには舌を巻くこともしばしば。
けれどもちろんフィンランドには、じっくりと味わってほしい、美味でオリジナリティのある国産酒がたくさんあります! とりわけ、ビールは国内メーカーがいくつもあって競合激しいほか、寒さを乗り切るための秘策でもある(?)高アルコール濃度の蒸留酒や、森で採れるベリーを使った果実酒も豊富です。
フィンランドの森の主、ヘラジカの描かれた蒸留酒ボトル。ラベルのユニークさもお酒を選ぶ楽しみのひとつ
また、アルコール中毒者の増加や未成年の飲酒が社会問題でもあるフィンランドでは、お酒の販売に関して、入手可能な時間や場所などの厳しいルールが敷かれています。その規則についても、旅行者にも役立つ範囲でまとめてみました。
※次ページでは、フィンランド人が愛して止まない国産ビールについてのあれこれを紹介!