ベルギー/ブリュッセル

ブリュッセルのエリアガイド(6ページ目)

歴史を刻む古都の顔、国際機関が集う欧州の中心の顔、王宮もある貴族的な顔、移民の多い下町の顔……。地区ごとに多様な顔も持つ首都ブリュッセルを7つのエリアにわけてご紹介。町の全体像が把握できますよ。

執筆者:林 瑞絵

子どもたちの瞳が輝く総合レジャーランド
ヘイゼルエリア

ミニチュア•テーマパーク「ミニ•ヨーロッパ」(c)Mini-Europe

ミニチュア•テーマパーク「ミニ•ヨーロッパ」 © Mini-Europe

アトミウムの頂上から綱を握り一気に滑走するアトラクション「デスライド」 ©www.atomium.be - SABAM 2009 - Alain Van Der Maele

アトミウムの頂上から綱を握り一気に滑走するアトラクション「デスライド」 ©www.atomium.be - SABAM 2009 - Alain Van Der Maele

子連れ旅行の人におすすめなのが、市の中心から地下鉄で20分ほど北上した位置にあるこのエリア。何はともあれ鉄の分子を模した大型の球体が輝く高さ102メートルの展望スポット「アトミウム」にのぼってみましょう。「科学文明とヒューマニズム」をテーマにした1958年の万博開催を記念して建設されたもので、町のランドマークとして長らく市民に愛されてきました。2006年には大がかりな改装も終え再オープン。現在は博物館、カフェ•レストラン、レンタルスペースを備えた前衛的なモニュメントとして常にメディアの話題の的。2008年からは春と夏の期間限定で、アトミウムの頂上から綱を握って一気に滑走するという恐怖のアトラクション「デスライド」も設置し好評を博しています。

 

1958年の万博開催を記念して建設された展望スポット「アトミウム」©www.atomium.be

1958年の万博開催を記念して建設された展望スポット「アトミウム」©www.atomium.be

アトミウムの足下には、ヨーロッパの有名建築物約350あまりを25分の1サイズで縮小したというミニチュアテーマパーク「ミニ•ヨーロッパ」が広がります。この近辺一帯は、メガプレックス(巨大なシネコン)、トロピカルプール、プラネタリウムなどを併せ持つ総合レジャーランドです。ここに来れば大人の観光につき合わされてご機嫌斜めなお子さんの瞳も、いっぺんに光り輝くこと間違いなしでしょう。
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