ベルギー/ブリュッセル

ブリュッセルのエリアガイド(4ページ目)

歴史を刻む古都の顔、国際機関が集う欧州の中心の顔、王宮もある貴族的な顔、移民の多い下町の顔……。地区ごとに多様な顔も持つ首都ブリュッセルを7つのエリアにわけてご紹介。町の全体像が把握できますよ。

執筆者:林 瑞絵

私だけのお宝を探したいアンティーク&蚤の市
サブロン広場とマロルエリア

マロル地区の蚤の市は庶民的な雰囲気が魅力 © BITC-O.van de Kerchove

マロル地区の蚤の市は庶民的な雰囲気が魅力 © BITC-O.van de Kerchove

サブロン広場には有名ショコラティエのお店が並ぶ©OPT

サブロン広場には有名ショコラティエのお店が並ぶ©OPT

週末の過ごし方に迷ったらこのエリアがおすすめ。モン• デ•ザールを少し南下したところにある山の手の落ち着いた雰囲気が魅力のサブロン広場では、土•日にアンティーク市が開催。プロの審美眼にかなった高級な骨董品が並びます。教会を臨む広場の回りは「ヴィタメール」「ピエール•マルコーニ」「ゴディヴァ」といった有名ショコラティエのショップが並び、さながら甘党たちの巡礼スポットといった趣き。

 

移民や職人たちも多く活気溢れるマロル地区 © BI-TC / Olivier van de Kerchove

移民や職人たちも多く活気溢れるマロル地区 © BI-TC / Olivier van de Kerchove

そんなよそ行き顔のサブロン広場から一転、南西方向に少し歩を進めると、町並は急激に庶民的な空気を帯び始めます。旅行者たちは町のリラックスした素顔に、新鮮な驚きを感じるかもしれません。移民や職人たちも多く活気溢れるマロル地区は、地元民が「古いマルシェ」と愛情を込めて呼ぶ蚤の市で定評があります。ガラクタにも見える山の中から自分だけのお宝を探す出す楽しみで、時が経つのも忘れてしまいそう。蚤の市は毎日8時から14時まで開催しますが、最も華やぐのはやはり日曜日。アコーディオン演奏も登場し、飾らない雰囲気で盛り上がります。 
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