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NAMM 2013で新製品がいろいろ登場(3ページ目)

毎年1月はDTM新製品が一番多い月。今年もCESおよびNAMM SHOW 2013で数多くの製品が登場しました。オーディオインターフェイスや音源など…。中でも面白いものをいくつかピックアップしてみたいと思います。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

Rolandのオーディオインターフェイス、CAPTUREシリーズ最高峰が登場

STUDIO-CAPTURE

CAPTUREシリーズの最高峰、STUDIO-CAPTURE

私が普段使っているオーディオインターフェイスはRolandのQUAD-CAPTURE。DTMに使うときはもちろん、単にオーディオ再生用としても優れているし、コンパクトでかつUSBバスパワーで動作してくれるので便利なんですよね。


ポートが足りないときは、OCTA-CAPTUREに切り替えており、OCTA-CAPTUREもよく使うオーディオインターフェイスなのですが、今回のNAMMでその上のオーディオインターフェイス、STUDIO-CAPTUREが発表されました。

STUDIO-CAPTUREの大きさはOCTA-CAPTUREを2つ重ねた形のちょうど2倍。ポート数としては16IN/10OUTという仕様で、Roland自慢のマイクプリ、VS-PREAMPを12個搭載し、マイク12本の一発録りができるというのが大きなポイントとなっています。

24bit/192kHzで使う場合は8IN/4OUTに制限されますが、24bit/96kHzまでであれば、2つのSTUDIO-CAPTUREを繋いで、32IN/18OUTという莫大な入出力ができるシステムを構築することも可能となっているのです。

STUDIO-CAPTURE

リアにも多くの入出力端子を装備。上はOCTA-CAPTURE

では、OCTA-CAPTUREと比較して、単にポート数が増えただけかというと、実はそうではないのです。内部のデジタル回路もアナログ回路も一新された、完全な新設計。デジタルはRoland自社開発のカスタムチップを採用しており、これでストリーミング処理、エフェクト処理などを行っています。

一方、アナログ回路も電源周りを大幅に強化し、さらにワイドレンジにするとともに、ゲイン幅も大きくなっているとのこと。まさに、このシリーズのフラグシップモデルとして登場することになったのです。

発売は3月で、オープン価格ですが、価格は10万円前後とのこと。スタジオでの一発録り用のシステムとしての定番になりそうですね。

【関連記事】
NAMM発表のRolandフラグシップ機、STUDIO-CAPTUREを見てきた

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