DTM・デジタルレコーディング/DTM・デジタルレコーディング新商品情報

NAMM 2013で新製品がいろいろ登場

毎年1月はDTM新製品が一番多い月。今年もCESおよびNAMM SHOW 2013で数多くの製品が登場しました。オーディオインターフェイスや音源など…。中でも面白いものをいくつかピックアップしてみたいと思います。

藤本 健

藤本 健

DTM・デジタルレコーディング ガイド

DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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35年前のアナログシンセを今に復刻したMS-20 mini

MS-20 mini

NAMM最大のトピックスといえるMS-20 mini

今年のNAMM SHOW 2013で、もっとも話題になった機材といえば、やはりKORGのMS-20 miniではないでしょうか。そもそもMS-20というのは1978年にKORGが発売した、モノフォニックのアナログシンセサイザ。伝説のシンセとして、今でも使っている人がいる機材。


KORG自身も、これまでKORG Legacy CollectionとしてMS-20を復刻させたのを皮切りに、MS-20の下位バージョンであるMS-10をNintendo DS用にDS-10として出したり、DETUNEと共同でiPad用のiMS-20を出すなど、いろいろな展開をしてきました。

しかし、ついにKORG自ら、MS-20をアナログ回路のまま復刻させてしまったというのがMS-20 miniです。特徴としては
・2VCO / 2VCA / 2VCF / 2EG / 1LFO構成。
・独特の歪みを持ち自己発振するハイパス/ローパス・フィルター。
・外部信号を加工するエクスターナル・シグナル・プロセッサー(ESP)。
・極めて高い自由度を誇るパッチング・システム。
となっているのですが、大きさがオリジナルの約86%のサイズであることからminiとついているようです。

MS-20 mini

リアパネルにはMIDI INとUSB端子が

またMIDI IN端子とUSB端子を搭載を装備し、PCなどの外部機器からノート信号のコントロールができるようになっています(音色などはアナログなので設定できません)。

3月上旬発売予定とのことですが、かなりの大人気であるため、品薄は必至でしょうね。私も購入したいと思ってはいるのですが、うまく手に入るでしょうか……。

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