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NAMM 2013で新製品がいろいろ登場(2ページ目)

毎年1月はDTM新製品が一番多い月。今年もCESおよびNAMM SHOW 2013で数多くの製品が登場しました。オーディオインターフェイスや音源など…。中でも面白いものをいくつかピックアップしてみたいと思います。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

ニコ生の標準オーディオインターフェイス候補が登場

US-366

TASCAMのUS-366

ニコニコ生放送や、Ustreamといったインターネット放送ではオーディオインターフェイスが必須となります。そのニコ生用のオーディオインターフェイスとしてもっとも著名な製品といえば、やはりUA-4FXでしょう。

いまだに、このUA-4FXを例にとりあげているWebサイトや書籍を目にしますが、2005年に発売された製品であるだけに、すでにディスコンとなっていて、いま入手するのは中古以外は困難です。UA-4FXは私も製品発売時に同梱された冊子を作っているだけに、思い入れもある機材なのですが、これがニコ生に受け入れられた理由は3点。

まずはオーディオインターフェイスとしてしっかりした音質、性能を持っていること。2つ目にPCの再生音をマイクなどとミックスして放送が可能であること、そして3つ目はマイク入力にリバーブなどのエフェクトをかけられることにありました。とくに3点目に対応しているのが大きなポイントだったのですが、現在そうしたオーディオインターフェイスがほとんどないんですよね。

Rolandも再生音をミックスできる後継品としてTri-CAPTUREというものをリリースしましたが、ここからはエフェクトが取り除かれてしまっていました。

US-366

最大6IN、最大6OUTの入出力を装備

その隙を狙う形で発表されたのがTASCAMのUS-366という製品です。まさにUA-4FXの特徴であった3点をそのまま継承しており、エフェクトとしてはリバーブ、EQ、そしてコンプレッサと三種の神器を備えているのです。

しかもDSPミキサーを搭載するとともに、最大6IN、最大6OUTという仕様で、そのうち2chは入力か出力を切り替えられるというユニークな設計になっています。

3月の発売ですが、価格は17,800円前後と手ごろ。今後、ニコ生の標準オーディオインターフェイスとして広く使われていく可能性が高そうな製品ですね。

【関連記事】
DSP搭載の低価格オーディオインターフェイス、TASCAM US-366がスゴ過ぎる!

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