ブライダルエステ/ブライダルエステ

医師が解説!妊娠中のブライダル&マタニティエステ

1粒で2倍おめでたい「さずかり婚」。でも妊娠中のブライダルエステやマタニティエステを受ける時には避けた方がいいメニューや注意が必要です。今回は赤ちゃんに迷惑をかけずにキレイになれるマタニティ&ブライダルエステの極意をご紹介します。

惣流 マリコ

執筆者:惣流 マリコ

エステ・美容医療ガイド

「授かり婚」急増中! ドクターに聞くマタニティエステ

最近の婚礼のデータを見てみると、なんと、最近のカップルの4組に1組が「授かり婚」だそう。そうなると、エステマニアとしても気になるのが妊娠中のエステです。
授かり婚

最近では結婚するカップルの4組に1組が「授かり婚」だそう!


妊娠中でも受けられるブライダルエステには何があるのか? そもそも妊娠中にエステは受けられるのか? 安心・安全のラインはどこにあるのか? 今回は専門のドクターに妊娠中のエステについていろいろと伺いました!

お話を伺ったのはアヴェニューウィメンズクリニックの福山千代子 院長。治療から予防まで、あらゆる世代の女性の悩みに応えてくれる、頼れる先生です。
福山先生

ブライダルも出産も女性ならではの悩みだからこそ、やっぱり女性のドクターに聞きたい!


ガイド(以下G):最近マタニティエステの認知度が高まっていますが、マタニティエステはドクターの視点から見て「何かしら効果のあるもの」でしょうか? あるとしたらどんな効果が期待できると思いますか?

福山千代子院長(以下 Dr):妊娠週数が高くなってくるとむくみも強くなってきますし、腰に重いものを背負って暮らしているようなものなので、マッサージやエステに行きたいというニーズはあると思います。実際にお産をやっているクリニックでもアロマを使った施術でむくみを取ったり、予定日を過ぎても陣痛が起こらないような場合には、陣痛を促進するようなアロマを使う場合も増えてきています。

アロマについては、非常に良く勉強されて、積極的にクリニック取り入れているところも多いようです。やはり合成のものに比べて妊婦さんの安心感も高いですし、お産にとってリラックスすることが、すごく良い効果があるようですね。やはり、五感で感じるもので「何かやってもらった」というのが非常に満足感を生むんでしょうね。

 


ブライダルエステ、避けた方がいい時期は?

G:ブライダルエステを絶対にやってはいけない時期はありますか?

Dr:ブライダルということを考えると、12~15週くらいで結婚式をされる方が多いと思うのですが、やはりその手前、妊娠11週までのいわゆる安定期に入る前ですと、流産する確率が非常に高いんです。実際には、この時期の流産は受精卵の異常が原因であったりする事が多く、「お母さんが何かをしたから」ということは少ないのですが、やる側、つまりエステ側のほうで避けることが多いようですね。ただ、実際に何かが起こってからでは遅いので、やる必要のない事に関しては、あえてやらないで欲しいというのが医師側のスタンスなのかな、とも思います。

 
赤ちゃんとママ

おなかの中の赤ちゃんのためにも安定期に入るまではガマンが無難のよう


G:ブライダルエステを受けてもいい時期と、メニューの範囲を教えてください。

Dr:先ほど言ったとおり安定期に入る前、妊娠11週目までは控えた方がいいでしょう。それが過ぎればマタニティヨガやマタニティスイミングなどもできるようになりますから、安全の範疇でできることが増えてきます。ただ先ほども言ったように、アロマでも陣痛を促進するような成分もあります。つまり早産の危険があるということですから、「アロマだったら全部安心」というわけではないので注意してください。

頂いた質問項目をいろいろ確認してみたんですが、基本的に電気系、RFやキャビテーションなどはすべてやめておいたほうがいいでしょう。個人的に言うならやはりブライダルということでは悩ましい所ですが、妊娠中はホルモンの関係で肝斑などがどうしてもひどくなるんですね。ですからせっせと施術で消してもそれほど効果が望めない。お金の有効活用ということを考えても、出産を終えて体調が落ち着いてから、(肝斑などが)残っていたらやればいい、と思いますね。

 

G:「妊娠中は濃く出るからなおそう」ではなく、「産めばなおる」からほうっておこう、ということですね。

Dr:そうなんです。妊娠中はメラニン色素が活発になるのでお腹に黒い線が出たり、ホルモンの関係で産毛が濃くなったりする。皆さん、やはりビックリしちゃうんだと思うんです。ただ、出産を終えてしばらくすると体調も落ち着きますから。そこで気になるようなら対処すればいいのでは、と思います。

G:腰がだるくなったりむくみを取るために受けるのはOKでも、美容医療系のものをあえてやるのはNGということでしょうか。

 
出産後

産めば戻る肌悩みも。徹底的な美容ケアは赤ちゃんが生まれてから検討すべし!


Dr:その通りですね。たとえその時にやっていいものであったとしても、まあ、後からでもいいんじゃないかなぁ(笑)と思います。

G:ヘッドスパなどはどうですか?

Dr:悪くはないと思います。ただ、ヘアカラーについては妊婦さんにはやらないというところもありますね。やはり妊娠中は臭いに敏感になったり皮膚が過敏になったりする時期がありますので。妊婦さんの場合、もし気分が悪くなって倒れられたりすると、赤ちゃんにとっては酸素がいきわたらない、低酸素の状態を招くことになる。それからお腹が大きくなってくると、ずっと座っているという姿勢も苦しくなってくる。それで血圧が低くなって気分が悪くなる。そういったことも無くはないので注意が必要です。

 

意外な注意点、ジェルネイルには注意が必要!

G:ネイルなどはどうでしょう?

Dr:基本的には問題ないのですが、最近流行しているジェルネイルはすぐに剥がせないので問題があります。もし緊急帝王切開などになった際には爪のところに動脈血の酸素飽和度を測る機器をつける事があります。早い週数であればあまり気にすることもないと思いますが、36週以降の妊娠後期であればジェルネイルは控えておいた方がいいとおもいます。

 
ブライダルネイル

妊娠後期の花嫁ネイルはケアのみで!


G:美容的な見地から見て、産後はここに気をつけておくと体型が戻りやすいという場所はありますか?

Dr:個人的には、骨盤を開きっぱなしにしていることが、体型が戻らない原因だと思いますので、骨盤を引き締めることが大切かと思います。

G:実際に確認してみると出産前と出産後の骨盤の開きは、それほど大きくない、ほんの少しの差だと聞いた事がありますが。

Dr:そうですね。実際はほんの少し、“ゆがみ”みたいなものなのですが、骨盤が結合している部分は確実に開いています。ここが開かないと出産できませんからね。ここが広がったままになっていると臓器も下がってきてしまう。出産後に骨盤をしっかり絞めておくと、骨盤周囲で4~5cmは変わってくると思いますよ。

 

G:トコちゃんベルトが活躍しそうですね。

Dr:トコちゃんベルトは良いですよ。産後にもきゅっと締めておくと違うと思います。産む前から産んだ後まで使えますから。

G:どうもありがとうございました。

ということで、お話もきゅっと締まった“ドクターに聞く安心マタニティ&ブライダルエステ”、いかがだったでしょうか?やはり妊娠中はマシンを使用する施術は控えた方が賢明なようです。やはり、リラックス系のところで妊娠のストレスを解消する、というのが無難な利用法という所でしょうか。インタビュー中に出たこぼれ話では、最近の個人産院では出産後にエステティックのサービスをしてくれる所もあるそう。上手にエステを活用して、大変な妊娠期間を上手に乗り切りましょう!

 
クリニック

福山先生への相談はアヴェニューウィメンズクリニックへ!


■アヴェニューウィメンズクリニック DATA
住所:〒106-0032 東京都港区六本木7-14-7 六本木トリニティビル 4F
幅広い女性特有の悩みを、治療はもとより予防的観点からも見つめるクリニック。スタッフは医師をはじめ全員が女性で、同じグループの形成外科、皮膚科に加え、婦人科からのアプローチを取り入れることで、よりきめ細かく女性の美と健康をサポートしてくれる。
TEL:フリーダイヤル: 0120-766-649/一般回線: 03-3479-7791
診療時間:11:00~1400/15:00~20:00(水・土曜休診)
url:http://www.aw-clinic.com/

 

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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