かわいい!素敵!おいしい!~感情表現も現地語で
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蚤の市で素敵なものに出会ったら、すかさず「イハナ」と叫んで店員さんにもアピール
Hyvä!(フュヴァ):いいね、おいしい!
英語のgoodに相当する、もっとも日常的に使用頻度の高い形容詞。発音はちょっと難解ですが、まさに「いいね!」と言いたくなるあらゆるシーンで使えるほか、料理に対して「おいしい!」と言いたいときもフュヴァ!を使います。
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イハナは乙女心をくすぐられた瞬間にぴったりな言葉
日本女子の「かわいい~」に相当する形容詞と言えばコレ。お店で素敵なデザインのものに出会ったとき、人のワンピースを褒めるとき、さらには思わぬ贈り物をいただいたり親切心を感じたときなど、フィンランド女子はまずこの言葉で感激の意を表します。男性向きの言葉ではないので、同じシチュエーションでも男性ならkiva!(キヴァ)という人が多いかも(キヴァは男女両用の「素敵!」に相当する言葉です)。
Voi voi(ヴォイ・ヴォイ):なんと、残念、お気の毒に
残念な状況に遭遇したときや、誰かの失敗や落ち込みを慰めてあげたいときに眉毛を下げて使う言葉。
Kylmä!(クュルマ):寒いっ!
厳寒期のフィンランドを訪れたら、気を紛らわすために誰かと掛けあいたい言葉。でも、真冬なのに気温が0度近くまであがった日には、フィンランド人はkuuma(クーマ)「暑い!」なんてジョークを言いはじめます。

地面が凍っている日でも、太陽が出ると不思議と暖かく感じるもの
太陽の光を浴びている瞬間を、人一倍愛おしく感じる気質のあるフィンランド人。太陽が顔を出した日には、みんな口々にこの言葉をかけあいます。アウリンコ・パイスター自体は「太陽が照っている」の意味ですが、そこには「気持ちいいね、嬉しいね!」の心が込められているのですね。天気がよい日には、屋外マーケットなどでぜひこの言葉を店員さんに振ってみてください。とびきりの共感が得られるはずです!
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サウナでは、身体の芯からムカヴァ~!の声が出る
Kaunis!(カウニス):(花や洋服などが)きれい、美しい!
Komea!(コメア):(ルックスが)かっこいい、(オーロラが)すごい!
Hieno!(ヒエノ):すばらしい、お見事!
Mukava!(ムカヴァ):(サウナや住居空間、人間性が)心地いい!
Makea!(マケア):甘い、(スイートなテイストで)かわいい!
Kallis!(カッリス):(値段が)高い!
Halpa!(ハルパ);(値段が)安い!
また、ここまで紹介したあらゆる形容詞の頭にtosi(トシ)をつければ、「とっても~!」というふうに気持ちの強調ができます。
Tosi ihana!(=とっても素敵!)
使わずに済むことを願いたい、トラブル時に叫ぶ言葉
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人の多く集まる駅やイベント会場でもし何かに遭遇したら、声を上げて周囲の気を引くことが大事
Apua(アプア):助けて!
Odota!(オドタ):待って!
Lopeta!(ロペタ):やめて!
Varas!(ヴァラス):泥棒!