肌に有害な紫外線のうち、地球に届くのはUVB(紫外線B波)とUVA(紫外線A波)があり、シンプルにいえばUVBは「日やけやシミ」、UVAは「光老化=シミ、しわ、たるみ」の原因となる紫外線。“UVAのAはaging(エイジング)のA”とも例えられている波長です。
各社から続々と新作日やけ止めが登場
国内では、これまでUVBを防ぐ指数としてSPF、そしてUVAはPA値が日やけ止めに表記されていますが、この春から新基準が設定されたのはUVAの値。これまでPA+++(3+)が最高値だったのが、PA++++(4+)まで表示できることになり、光老化への防御力をより的確に表現できるようになりました。
そもそも日本のユーザーはPA値よりもSPF値のほうを重要視する傾向があり、「とにかくSPF値が高いアイテムをつけていれば安心」と思われている節がありました。でも、しわ、たるみなどのエイジング現象を考えると、実は注視すべきはUVAの値なのです!
しかもUVAはUVBと異なり、1年を通じて一定の照射量があり、さらには雲や窓ガラスを通り抜けやすい性質から、陽射しの強弱に関わらずにダメージを受けてしまいます。
この“窓ガラスを通り抜けやすい”というのも厄介で、つまりはオフィスワークであっても、デスクが窓のそばに配置されている場合はUVAケアが必要ということになります。
これまで高SPF・PA値の日やけ止めというと、使い心地に難があるタイプもありましたが、新基準を搭載して発売される新作はテクスチャーや塗布感の向上から、快適な使用感で、日常的に活用できるものばかり。
以前のように“白浮き”、“べたつき”が気になることもありません。なので、ご自身で使うだけでなく、彼や旦那様など、ファンデーションを塗る習慣がない男性にも、ぜひ薦めて欲しいアイテムです。
■DATA
パープルカラー、BBタイプも用意。リバイタリフト UV ブロック SPF50+・PA++++ ホワイト 30g 1,995円/ロレアル パリ(3月1日発売)
*外部サイト
http://www.lorealparisjapan.jp/
(上記新製品は2月7日以降に掲載)
クリーミーなジェル。肌をトーンナップさせる効果もある。アネッサ パーフェクトジェルサンスクリーンA+ SPF50+・PA++++ 60g 3,150円編集部調べ/資生堂(2月21日発売)
*外部サイト
http://www.shiseido.co.jp/anessa/