ワイン/ワイン関連情報

東京で世界最優秀ソムリエコンクール。日本代表は森覚

今年で14回目になる世界最優秀ソムリエコンクールが18年ぶりに東京で開催される。注目の日本代表はトゥールダルジャン東京店勤務の森覚氏。1995年の東京大会では、田崎真也氏の優勝でワインブームに火が付いた。今回は果たしてどのような影響があるのだろうか。壮行会に参加し森選手の意気込み、田崎氏に大会の全容を聞いた。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド

日本代表決定!


正面顔

スマートさと親しみやすさを併せ持つ35歳

ソムリエ業界にもオリンピックがある。3年に一度開催される「世界最優秀ソムリエコンクール」だ。1995年の東京大会で田崎真也氏(現在、国際ソムリエ協会会長)が見事世界最優秀ソムリエに選ばれたことはあまりにも有名。公開審査の会場でかたずをのんで見守ったことを今でも鮮明に思い出す。以来日本はまさにワインブーム到来となった。あれから18年。今年2013年、再び東京にてコンクールが開催される運びとなった。
出場選手と開催概要が先日発表になった。日本代表は、トゥールダルジャン東京店勤務の森覚(もり・さとる)氏35歳。壮行会では爽やかな緊張感とサービスマンらしいスマートな立ち振る舞いで決意表明を行った。



ソムリエコンクールとはどんなもの?

サービス風景

グランメゾン「トゥールダルジャン」ではエレガントなサービスを心掛ける

世界一のソムリエを決めるこのコンクールは今回で14回目。ソムリエの技術向上を目的に国際ソムリエ協会主催で1969年に始まった。年を追うごとに、規模、試験内容、出場者のレベルが飛躍的に上がり近年ではきわめて水準の高い争いが繰り広げられている。今大会は加盟55か国に加え、アメリカ、ベトナム、タイなどの招待国5国、ヨーロッパ大陸、アメリカ大陸、アジア・オセニアニア地域代表3名の計63人が出場するうえに、公開審査5000席を設ける過去最大級の催しとなるようだ。


過去の開催地と優勝者
第1回 1969年 ベルギー(ブリュッセル)・・・ Armand MELKONIAN(フランス)
第2回 1971年 イタリア(ミラノ)・・・ Pietro SANTANINO(イタリア)
第3回 1978年 ポルトガル(リスボン)・・・ Giuseppe VACCARINI(イタリア)
第4回 1983年 ベルギー(ブリュッセル)・・・ Jean‐Luc POUTEAU(フランス)
第5回 1986年 イタリア(ヴェニス)・・・ Jean‐Claude JAMBON(フランス)
第6回 1989年 フランス(パリ)・・・ Serge DUBS(フランス)
第7回 1992年 ブラジル(リオデジャネイロ)・・・ Philippe FAURE‐BRAC(フランス)
第8回 1995年 日本(東京)・・・ 田崎真也(日本)
第9回 1998年 オーストリア(ウイーン)・・・ Markus del MONEGO(ドイツ)
第10回 2000年 カナダ(モントリオール)・・・ Olivier POUSSIER(フランス)
第11回2004年ギリシャ(アテネ)・・・Enrico Bernardo(イタリア)
第12回2007年ギリシャ(ロードス)・・・Andreas Larsson(スウェーデン)
第13回2010年チリ(サンチアゴ)・・・Gerard Basset(イギリス)


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