ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

わが子のおこづかいルール、どうする?(3ページ目)

少子化の影響で、子ども1人に対しておこづかいやお年玉をあげる大人の人数が増えています。今春から進学・進級する前に、わが子のおこづかいはいくらぐらいが妥当なのか、どんな与え方がいいのか、悩む親御さんも多いようです。今回は、子どものおこづかい事情を解説します。

平野 直子

執筆者:平野 直子

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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おこづかいの範囲と管理方法も決めておこう

お年玉もらったし、おこづかい帳つけてみようか!

お年玉もらったし、おこづかい帳つけてみようか!

これまで、おこづかいの額について紹介しましたが、もらったおこづかいでどこまで買うか、おこづかいの範囲を決めることも大切です。例えば、「おかしやジュース」「ゲーム代」といった趣味・娯楽の範囲だけ、という人もいれば、「ノートやえんぴつなど」勉強に必要な物も全て賄う、という人もいます。また、読書を大切にしたい、と考えている親御さんは、「本代については制限なく、必要な都度支払ってあげる」という方もいらっしゃいました。子どもの成長に合わせて、おこづかいの額と賄う範囲を変えていくのも良いでしょう。

余談ですが、ガイド平野は、高校生になった時、両親からそれまでのおこづかいにプラスして、昼食代と学校の学費も渡されました。もらった瞬間はとても大きな額ですが、学費を自分で窓口に納めるまでは、ドキドキです。月末までの昼食代も考えて使わないと、大変なことになりますので、大好きな昼食後のデザートも、調整して買っていたのを覚えています。大人になってから、両親に理由を聞いたところ「面倒だったからよ」とあっさり言われましたが、今思うといい勉強になりました。

おこづかい帳と預金通帳を用意して、金銭感覚も伝えよう

お子様がもらったお金と使ったお金、貯めたお金が見えるように、専用のおこづかい帳とお子様名義の預金通帳を作ることをお勧めしています。最近は、自治体や学校のPTAなどで、おこづかいゲームを開催することもあるようです。そうしたイベントに参加したことがきっかけでおこづかい帳をつけ始めた、という方もいらっしゃいます。イベントに参加できなくても、おこづかいゲームが体験できる本なども出版されていますので、関心がある方は試してみてはいかがでしょうか。お年玉や進学・進級をきっかけに、お子様の金銭教育も始めてみると、ご家族の会話も一層増えると思います!

遊んで身につく!お金の感覚 New おこづかいゲームブック
(羽田野博子・著)

【関連リンク】
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