ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

わが子のおこづかいルール、どうする?

少子化の影響で、子ども1人に対しておこづかいやお年玉をあげる大人の人数が増えています。今春から進学・進級する前に、わが子のおこづかいはいくらぐらいが妥当なのか、どんな与え方がいいのか、悩む親御さんも多いようです。今回は、子どものおこづかい事情を解説します。

平野 直子

執筆者:平野 直子

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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【記事のINDEX】
子どものおこづかい最新事情……1P
おこづかい、足りなくなったらどうする?……2P
おこづかいの範囲と管理方法も決めておこう……3P

子どものおこづかい最新事情

みんなはおこづかい、どれくらいもらってるの?

みんなはおこづかい、どれくらいもらってるの?

コラム「今度のお正月、お年玉いくらあげる?」では、子どもたちがもらっているお年玉の相場についてご紹介しましたが、今年のお年玉、皆さんのお子さんは、どれくらいもらいましたか? そして、もらったお年玉は、どんなことに使いましたか?

金融広報中央委員会「知るぽると」「子どものくらしとお金に関する調査(平成22年度)」によると、お年玉の使い方は、「貯蓄する」が最も多く、その他、「おこづかいで不足する部分にあてる」「特別なものを買う」人が多いそうです。なんだか、大人のボーナスの使い道に似ていますね。お年玉は臨時収入と考えるとして、今回は、日常の収入にあたるおこづかいについて、詳しく見てみましょう。

同調査によると、小学生の約8割、中学生・高校生の9割近くが、何かしらのおこづかいをもらっています。おこづかいのもらい方は、小学生低学年ほど「ときどきもらう」人が多く、高学年になるほど、「月1回」の人が増えているようです。

小学生が実際いくらもらっているかは、次の表をご覧ください。「月に1回まとめてもらう」場合は、どの学年も、500円~700円未満が最も多いですが、「ときどきもらう」場合は、中学年までは100円~200円未満、高学年になると1,000円~1,500円未満が多くなっています。
小学生のおこづかい額

小学生のおこづかい額


低学年のおこづかいの使い道としては、「おかしやジュース」「おもちゃなど」「ゲームをする」「ノートやえんぴつなど」の他、「いえの人へのプレゼント」や「ともだちへのプレゼント」なども含まれていました。高学年になると、ゲームソフトや遊びに行くときの交通費、DVD・CDなど、少し高額な使い道も増えています。それでも、1ヶ月のおこづかいの平均値は、千円前後。子どもなりに頑張ってやりくりしているのではないかと思います。

中学生と高校生の月ごとのおこづかい額も以下にご紹介します。学年にもよりますが、中学生の月平均は約2,500円、高校生の月平均は約5,300円です。ご家庭の状況やご夫婦の考え方に合わせてご参照ください。

中学生の1ヶ月のおこづかい額

中学生の1ヶ月のおこづかい額


高校生の1ヶ月のおこづかい額

高校生の1ヶ月のおこづかい額



>>おこづかい、足りなくなったらどうする?

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