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わが子のおこづかいルール、どうする?(2ページ目)

少子化の影響で、子ども1人に対しておこづかいやお年玉をあげる大人の人数が増えています。今春から進学・進級する前に、わが子のおこづかいはいくらぐらいが妥当なのか、どんな与え方がいいのか、悩む親御さんも多いようです。今回は、子どものおこづかい事情を解説します。

平野 直子

執筆者:平野 直子

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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おこづかい、足りなくなったらどうする?

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前出の調査によると、おこづかいが不足した場合の対応としては、「買いたいものを我慢する」こどもが大半ですが、「お手伝いをしておこづかいをもらう」小学生も約2割いました。お手伝いの内容や頻度、金額にもよりますが、「働くことによってお金を得る大変さを教えたい」と考える親御さんもいる一方、「お手伝いは家族の一員として当たり前のことなので、お金に換算しない」と考える親御さんもいらっしゃいます。このあたりは、ご夫婦で価値観を話し合ってみてはいかがでしょうか。

ちょっと気になったのは、「おこづかいをほしいといえばもらえる」と「その他」と回答した子どもも合わせて2割近くいた、という点です。最近は、少子化の影響で子ども1人あたりにおこづかいをくれる大人が8人いる(両親、両親の祖父母、さらに、両親の兄弟姉妹(独身等)など)ことを例えて、8ポケッツと言われることがあります。「足りなくなったら、誰かからもらえる」のが、当たり前にならないといいな……と願っています。

中学生・高校生になると、「貯めておいた預金や貯金をおろして買う」割合が約2割いるとのこと。その他、「翌月分のおこづかいを前借する」人が1割強、「兄弟姉妹・友達から借りる」という人も若干います。

おこづかいが不足したときの対応を見ていると、子どもの頃に身につけた習慣が、大人になっても継続されるのではないかと感じています。「頑張って働くことでお金が得られる」「自由に使えるお金には限りがある」「お金を貯めることで大きなものを買うことができる」ということを、少額ずつでも体験していっていただけたら、と思います。

>>おこづかいの範囲と管理方法も決めておこう
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