リフレクソロジーの歴史
リフレクソロジーは体の機能を回復させるものとして、古くから確率されてきた治療法。
エジプトではすでに4000年前、手や足を揉んでいる画が壁画やパピルスに残されていましたし、中国では最古の医学書、黄帝内経(こうていだいけい)に、足の治療法として、「観趾法(かんしほう)」として、紀元前4世紀の漢方医が患者の体に、鍼を打った後に足裏を観察し、強く押す治療を施したと書き記されていました。
リフレクソロジー反射図の元になる「ゾーンテラピー」を発見したのはアメリカ人医師のウィリアム・フィッツジェラルドで、1917年のことでした。その後、1937年には理学療法士のユナイス・イングハム女史により、現在の私たちが施術の基本に考えている反射区図の形が作られました。さらに、1980年台には、台湾式といわれる足ツボが東南アジアを中心に大ブームとなりましたが、それは呉若石神父がヨーロッパで学び、台湾で広めたものでした。当時、日本では「官足法」という名前で広がっていったようです。
日本では、「英国式リフレクソロジー」というチェーン店の看板をよくみかけます。これはパウダーを使いソフトな刺激で、痛みを与えずにリラクゼーション効果と健康促進を目的にしたものです。「台湾式」は冒頭で書いたように、指の関節や棒を使いしっかり押すので、老廃物が溜まっていると強い痛みが伴うのですが、終了直後に脚がすっきりとして即効性があります。「足ツボ」という呼び名で親しまれているのも「台湾式」のことです。どちらが正しいというものではなく、自分に合う押し方やメソッドで、続けていくことに意味があると思います。