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食欲を抑える!一口ごとに30回噛んで食べる食事法

「噛んで食べる」ことによって、脳内で「ヒスタミン」という食欲を抑える効果がある物質が作られます。目安は一口ごとに30回くらい。またゆっくりと食事をとることでも満腹中枢が刺激されるので、満腹感が高まる相乗効果も期待できます。このヒスタミンを増やすには、青魚を摂取することがポイントです。

投稿記事

健康面に様々な良い効果が期待できる方法

 

 

昔からどの家庭でも食事の時に言われ続けてきたことの一つに「よく噛んで食べなさい」というのがあります。

よく噛んで食べることは事実、消化を助け胃腸の負担を軽減したり、唾液の分泌を促し口の中を清潔に保ったり、口のまわりの筋肉をよく使うことであごの発達を促したり、食べ物の美味しさを引き出したり、と健康に関して様々な良い効果があることが分かっています。

そして近年また一つ、よく噛んで食べることが体内で優れた働きをすることが分かってきました。

それは噛んで食べるという行為により脳内で「ヒスタミン」という食欲を抑える効果がある物質が作られるということです。

そしてヒスタミンが満腹中枢を刺激することで満腹感が高まるという仕組みのようです。(発見者は大分医科大学の坂田利家名誉教授)

通常ヒスタミンは鼻づまりやかゆみなどのアレルギー症状を引き起こすやっかいな物質として知られていますが、噛むことにより脳内で作られる分に関しては食欲抑制の効果があります。

噛むべき回数についてはあまり多すぎても大変なこともあって、一口ごとに30回くらいを目安とするのが良いと言われています。

慣れるまで多少の努力が必要ですが、やってみる価値は十分あります。

またゆっくりと食事をとることでも(一般に食事開始から20分程経過後と言われますが)、満腹中枢が刺激されるので、相乗効果も期待できます。

 

 

ヒスタミンの原料となるのはアミノ酸の一種「ヒスチジン」です。

そしてヒスチジンはまぐろ、かつお、ぶり、さば、さんま等の青魚に多く含まれており、これらを食材として摂取することで脳内ヒスタミンを増やせることが分かっています。

■良い点 
  • 特別に準備すべきものがない。
  • 科学的に効果が実証済み。
  • 手軽に行える。
  • 副次的に健康面の良い効果がいろいろ期待できる。

■悪い点 
  • 時間がかかる。
  • 食事時間を長く取れない時など状況によってはできないことも。
  • 最初慣れるまで努力が必要。
継続は力なり、です。まずは1週間しっかり続けてみましょう。

写真1はイメージ画像です。(Photo by 足成 bit.ly/VuRL9v)
写真2はヒスチジンが豊富に含まれる「ぶりの塩焼き」です。

※データは記事公開時点のものです。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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