東京、隅田川沿いの水辺夜景スポットを1日でめぐる
川面に映る光に癒されるコースをご案内
中央大橋ライトアップと光る船体
隅田川沿いの街を観光しながら2つのタワー、寺院、橋、船などさまざまなタイプの夜景に出会える東京のおすすめ夜景スポットを徒歩や都バスで移動します。
浅草寺→(徒歩5分)吾妻橋→(徒歩15分)スカイツリータウン→(徒歩5分)十間橋→(バス25分)相生橋→(徒歩10分)パリ広場→(徒歩2分)中央大橋→(徒歩7分)住吉神社→(徒歩2分)佃小橋→(徒歩7分)もんじゃストリート→(タクシー)勝鬨橋
*(カッコ)は目安。
浅草寺~寺院を際立たせるライティング
夕暮れに浮かぶ浅草寺
まずは、伝統の息づかいと変革の勢いが感じられる浅草からスタートします。ライトアップは夕方からなので、昼間は老舗でランチをしたり、仲見世を散策したり、寄席を観たり、花やしきに行ったり、かっぱ橋商店街に行くなどして思い思いの時間を楽しんでください。日没後は浅草のシンボル「浅草寺」へ。本堂、五重塔、宝蔵門が柔らかな光に包まれ、伽藍の朱色や黄色が鮮やかに浮かび上がります。和の建築物のシルエットと色彩に光が加わった存在感を味わえます。
浅草寺のライトアップは、発案者である地元のおかみさんたちが寄付を募り、2003年に始まりました。昼は参拝者で賑わっても夜は人通りが少なかった街を活性化したいという思いを担ったライティングなのです。
東京スカイツリー~粋と雅のライトアップ
東京スカイツリータウンから雅をあおぐ
吾妻橋から観るビールのオブジェと東京スカイツリーの共演
途中の「吾妻橋」からは有名なビール会社の「金のオブジェ」と「東京スカイツリー」のツーショットを撮影できます。
「東京スカイツリー」に着いたら、足元の三角形をご覧ください。隅田川・荒川・交通の東西軸で囲まれたこの地域を象徴する形状だそうです。江戸に幕府を開いた徳川家康は、水運を中心とした街づくりをし、そのころ浅草は江戸一番の歓楽地でした。また、浮世絵師・歌川国芳(うたがわくによし)(1798~1861)の「東都三ツ股の図」には「東京スカイツリー」に似た建造物が描かれ、未来を予見していたようであると話題にもなりました。江戸と東京スカイツリーの縁についてはとても興味深いです。さて、ライティングはというと、江戸で育まれてきた心意気の「粋」と、美意識の「雅」の2つが1日毎に交互に現れます。「粋」は隅田川の水をモチーフとした淡いブルーの光、「雅」は江戸紫をテーマカラーとした金箔のようなきらめきのある光です。
おでかけになる際は、東京スカイツリー公式HPで今晩のライティングをチェックしてみてくださいね。
足元から見上げる「東京スカイツリー」を鑑賞した後は、少し離れて全体像が観える「逆さツリー」の撮影スポット「十間橋」へまいります。ここでなら、鉄骨の細かな構造体を包む光の変化も感じることができます。