鍋なら効率的にIGF-1が増やせる
鍋が毛根にある毛母細胞を活性化させる?
ヘアサイクルを正常な状態に戻し、毛母細胞をどんどん増やすためにはどうすればいいか? その答えとして、私は人間の体内に存在する「IGF-1」に着目し、研究を続けてきました。発毛因子であるIGF-1を増やして働かせれば、毛母細胞を活性化し、発毛・育毛を促進できる可能性が高まるからです。そして、IGF-1を増やすためにカプサイシンとイソフラボンを同時に摂取することが大切と提唱し続けてきました。
この二つを手軽に摂取する方法として今回オススメしたいのが「鍋料理」です。簡単につくることができ身体が温まる鍋は、カプサイシンとイソフラボンを手軽に効率よく摂取できる、まさに「男のヘアケア」イチオシのメニューなのです。
薄毛予防にオススメの鍋素材はコレ
トウガラシは鍋に相性の良い食材です
ポイントは、カプサイシンとイソフラボンを含む素材を増やすこと。鍋向きで、なおかつカプサイシンとイソフラボンが多い食材では、キムチ、豆腐、豆乳、厚揚げといったところが定番です。
その他にもIGF-1を増やして、髪の毛、頭皮の健康に好影響を与える鍋向き食材はいろいろあります。以下の食材も覚えていただき、鍋はもちろん、普段の料理にも意識して取り入れてみてください。
- 魚、卵、鶏肉……魚のDHA, イカのタウリン、鮭のアスタキサンチン、および卵黄のホスファチジルコリンなどはIGF-1を増やし、鶏肉は、髪の毛の主成分となるタンパク質を多く含む
- 野菜、果物類……これらに含まれるビタミン類やポリフェノールはIGF-1を増やす
- 牡蠣、ワカメ、ヒジキ、牛レバー、シジミ、アサリ……これらの食材は、それぞれ、亜鉛、アルギニンやフコイダン、豊富なビタミン類、オルニチン、およびタウリンなど、IGF-1を増やす成分を多く含む