2:水分不足による空腹
水分量が足りなくてもお腹は空くのです。
体重×30ml(食事の水分以外)が最低限人間が必要な水分量です。たとえば、体重50キロの方なら、1.5リットルということ。これを下回ると「お腹が空いた」と感じるので、こまめに水分を摂ることを意識しましょう。
水を摂るなら、無糖や乳製品が入っていないものを選んでください。水やお茶がおすすめです。1日に必要な水分量を考える時は、コーヒーは利尿作用があるので水分とみなしません。
3:栄養不足による空腹
栄養不足による空腹は、気づいていないだけで実は多くの人があてはまるものです。偏った食事をしていると、足りない栄養を補充しようとして、脳が身体に「お腹が空いた」と感じる指令をだします。食事としてパンとおにぎりを食べたのに、すぐにお腹が空いた経験はありませんか? これこそまさに栄養不足による空腹なのです。
例えば最近話題になっている、高齢者や女性の「新型栄養失調」。これはたんぱく質不足でおきる栄養失調です。たんぱく質(肉・魚介・卵・大豆)は1食につき必ず1~2品食べましょう。目安としては生の状態でこぶし1つぶんです。
もちろん、重要なのはたんぱく質だけでなく、バランスのよい食事と水分をしっかり摂ることも大切です。野菜は炭水化物の3倍量を摂る必要があります。ごはん1杯に対して野菜のおかずは、ほうれん草のおひたしにサラダなど、少なくとも2皿が必要です。
次のページは「お腹が空くことを我慢すること」についてお話しします。